140キロ計測2名に3度の日本代表の経験者 2019年ボーイズ日本代表選手の進路と特徴を紹介!
左から中学時代の庄田聡史(東海大相模)、山田陽翔(近江)、川井泰志(大阪桐蔭)
各地で練習が再開されている高校野球。3年生にとって区切りとなる代替大会、代替試合に向けて各チームが動き出しているが、今回はようやく高校野球のスタートを切った1年生に注目したい。
通常の夏の選手権大会とは意味合いが異なるため、代替大会、代替試合への1年生の出場は少ないことが予想されるが、それでも夏以降に注目の選手は多くいる。
今回はボーイズリーグの日本代表に選出された選手を振り返り、その進路と注目の選手をピックアップして紹介していきたい。
川井泰志(桐生ボーイズ)大阪桐蔭
小田部夏行(大田原ボーイズ)浦和学院
佐藤光成(宮城仙北ボーイズ)明秀日立
相澤白虎(新座ボーイズ)桐蔭学園
丹野匠人(宮城中央ボーイズ)明秀日立
吉次悠真(前橋桜ボーイズ)土浦日大
向嶋大輔(福井中学ボーイズ)福井工大福井
落合智哉(愛知尾州ボーイズ)東邦
伊藤櫂人(西濃ボーイズ)大阪桐蔭
山田陽翔 (大津瀬田ボーイズ)近江
南野倫平(住吉ボーイズ)龍谷大平安
北村泰都(枚方ボーイズ)智弁学園
松尾汐恩(京田辺ボーイズ)大阪桐蔭
山田大輝(兵庫西宮ボーイズ)市立尼崎
大坪廉(高松ボーイズ)智弁学園
庄田聡史(県央宮崎ボーイズ)東海大相模
星子天真(熊本泗水ボーイズ)大阪桐蔭
八木田翁雅(熊本中央ボーイズ)横浜
最速138キロサウスポーの川井泰志(桐生ボーイズ出身)は、大阪桐蔭へ進学。
直球の威力もさることながら、高い制球力も持ち味で右打者へのクロスファイヤーは強烈だ。1学年上には松浦慶斗というお手本もおり、ここからの成長が楽しみだ。
また右の速球派では山田陽翔(近江)、小田部夏行(浦和学院)、庄田聡史(東海大相模)の3投手に注目したい。
山田と庄田はすでに球速は140キロに達しており、小田部も140キロ近い力のある速球を武器とする。それぞれが全国屈指の強豪を牽引する活躍が期待される。
打者では、キャプテンとしてチームを牽引した西濃ボーイズの伊藤櫂人(大阪桐蔭)が見逃せない。
大会では2本塁打を放って大会MVPも獲得、プレーでもリーダーシップでもチームを牽引した。パンチ力は中学野球屈指で、高校でも大砲として活躍が期待される。
また東北地方からは、佐藤光成と丹野匠人の明秀日立コンビに注目。
佐藤は宮城仙北ボーイズでは強打の捕手として活躍し、丹野も宮城中央ボーイズの主将であり、高い打撃技術と守備力が持ち味の選手。明秀日立は、2018年の選抜大会以来となる甲子園出場に向けて大きな戦力が加入した。
その他にも身体能力抜群の外野手・八木田翁雅(横浜)や、枚方ボーイズ出身の強肩捕手・北村泰都(智辯学園)、中日ドラゴンズジュニア出身の強肩捕手・落合智哉(東邦)、計3度の日本代表を経験した星子天真(大阪桐蔭)など、高校でも活躍が期待される選手が揃っている。
ここまで計11名の選手を挙げてきたが、もちろんその他にも高い能力を持った選手はいる。スタートは例年よりも遅れたが、これから彼らが高校野球の舞台でどんな活躍を見せるか注目していきたい。
(記事=栗崎祐太朗)
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