両校合わせて7名がプロの道へ 2011年夏の決勝を戦った日大三・光星学院戦士たち
高校時代の田村 龍弘、高山 俊
2011年夏、第93回大会は、エース吉永や、高山・横尾らを擁する強力打線を持って日大三が10年ぶり2度目の全国制覇を達成した。優勝メンバーはほとんどが大学に進学。それぞれ第一線で活躍をし続けた。そして、決勝で対戦した光星学院(現八戸学院光星)の選手たちも野球人として輝かしいキャリアを積んでいる。そこで今回は今回は2011年の夏の決勝戦を戦った日大三と光星学院の主な選手たちの現在地についてみていきたい。
【日大三】
高山 俊(明治大-阪神)2015年1位
横尾 俊建(慶應大-北海道日本ハム)2015年6位
畔上 翔(法政大-Honda鈴鹿)
宮之原 健(東京学芸大-BC福島-BC武蔵-BC埼玉)
吉永 健太朗(早稲田大-JR東日本)
鈴木 貴弘(立教大-JR東日本)
菅沼 賢一(日体大-Honda熊本)
谷口雄大(日体大)
【光星学院】
川上竜平(東京ヤクルト)2011年1位
岸本 竜之輔(東北福祉大-BC福島-JPアセット証券)
秋田 教良(三菱重工広島)
李基成(東北福祉大-NTT西日本)
天久 翔斗(東海大-ゴールドジム・ベースボールクラブ)
田村 龍弘 (千葉ロッテ)2012年3位
北條 史也(阪神)2012年2位
城間 竜兵(東北福祉大-パナソニック)
日大三ナインからは高山 俊、横尾 俊建の2名がNPB入り。明治大に進学した高山は通算131安打を放ち、東京六大学歴代記録を更新。阪神入団後、2016年セ・リーグ新人王に輝いた。慶應大に進学した横尾は通算13本塁打を放ち、持ち前の長打力を存分に発揮。プロ2年目には50試合に出場し7本塁打を記録するなど通算19本塁打を放っている。
社会人、独立リーグに進み、現役選手は畔上 翔と宮之原 健の2名。現在BC埼玉でプレーする宮之原 健は独立リーグ5年目のシーズンを迎えた。
光星学院ナインからは川上竜平、そして2年生の田村 龍弘と北條 史也の3名がプロ入り。田村は2015年シーズンからロッテの正捕手として活躍し、侍ジャパンのトップチームに招集されるなど、球界を代表する捕手の一人となった。
東北福祉大を経てBC福島に進んだ岸本 竜之輔は2018年シーズンに打率.393で首位打者に輝く。ドラフト注目選手に名を連ねるも、指名漏れとなり、同年オフにチームを退団した。社会人に進んだ、秋田 教良、李基成、天久 翔斗、城間 竜兵はの4名は現役でプレーしている。
まだまだ第一線で活躍を続ける選手の多い、2011年夏の決勝戦を戦った日大三、光星学院戦士たち。今後の活躍にも注目していきたい。
関連記事
◆ティー打撃から深いこだわりが。オリックスの主砲・吉田正尚の工夫を凝らした打撃練習
◆オリックスの外野陣の練習にマシンあり?佐竹学コーチに聞く、プロとアマチュア外野手の違い
◆ドラフト5位でも侮れない勝俣翔貴(オリックス)の潜在能力に注目