一生忘れられない大会へ。小松商(石川)はチーム一丸で夏を迎える

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   
2020.06.07

ミーティング中の様子 ※写真提供=小松商野球部

 6月1日、石川県では独自の大会が開催されることが決まった。無観客での開催となるが、5月中旬から分散登校が始まり、6月になり授業が再開した小松商では、部活動が4日より本格的に練習できるようになる。

 4月8日から始まっていた自粛期間中、小松商では練習メニューを選手たちに任せ、自主性は育んできた。同時にあえて指示を出さないことで、選手たちが集まって練習しないようにすることで、感染防止にも努めてきた。

 それでも選手たち1人1人と電話でコミュニケーションをとるなど、会話を重ねて活動再開を待った。だが、5月20日に夏の甲子園が中止となり、学校でミーティングを実施した。

 「中止となって何を話すべきか困りましたが、命の大切さや深刻な状況であることを選手たちに伝えまして、『申し訳ない』と。ですが、この自粛期間で学校や野球、そして家族と色んなことを考える時間があったと思います。また当たり前のことが当たり前ではなくなり、様々なことを考えたと思いますので、そこで養った自主性や主体性に期待をしたい。1人の指導者として、次をどうしていくのか、ということを話させていただきました」

 前々から大学の仲間同士で連絡をして、何とか子どもたちの夢を奪わないように、諦めずに考えて出来る方向で頑張ろう」と声を掛け合っていた。竹田先生も「中止はないだろう」と思っていました中での決定に、改めて新型コロナウイルスの凄さを認識させられていた。

 それでも竹田先生は選手たちにメッセージを送り、その上で、「どこで区切りを付けるのか。節目をどうするのか、考えて欲しい」という言葉とともに、大学や社会人でも野球を続けて欲しいという願いも語っていた。

 こうして夏の甲子園の中止が決まった11日後、石川県は独自の大会を開催する方向になった。竹田先生は4日からの練習再開前に、選手たちにもう一度問いかけた。

 「ここまでほとんど身体を動かしていないので、ケガや熱中症に対する不安。また新型コロナウイルスの感染の危険や進路を気にする選手、保護者もいると思うので、代替大会をどうするのか確認をしました。そうしたら『やります』と意志を表明してくれたので、全員で大会に向けて準備をしていきます」

 石川県独自の大会は7月11日から。「一生忘れられない大会になると思いますので、成長できるような大会にしたいです」と意気込みを語った竹田先生。小松商は再びチーム一丸となって、4日から最後の夏に向かって練習に打ち込んでいく。

(記事=編集部)

関連記事
【来春の西東京を引っ張る二刀流・折笠 利矩(日大二)をピックアップ!
第647回 徹底した体作りで選手を鍛え上げる日大二(東京) 打撃力の「一点突破」で夏に飛躍を
大会直前に敢行した有意義な2試合!日大二vs市立川越の練習試合を徹底レポート!

コメントを投稿する

前の記事:
甲子園交流試合を開催へ!母校や応援している高校の球児たちに、あなたのエールを届けよう!
次の記事:
高橋光成(現西武)を筆頭に4名がNPB入り!2013年夏の3回戦を戦った前橋育英と横浜戦士たちのその後を紹介
最新ニューストップに戻る サイトトップに戻る