News

やはりドラ1が圧倒的!過去5年のタイトル受賞者をドラフト順位別で集計!

2020.06.04

やはりドラ1が圧倒的!過去5年のタイトル受賞者をドラフト順位別で集計! | 高校野球ドットコム
同期入団の森友哉(大阪桐蔭、2013年1位)と山川穂高(中部商-富士大、2013年2位)

 6月19日に開幕する今季のプロ野球。シーズン開幕を待ち遠しく思うファンも多いのではないだろうか。今季も数々の記録や選手の活躍ぶりに大いに期待したい。そこで今回は過去5年のタイトル受賞者受賞に注目。過去5年でタイトルを受賞した選手述べ113名のドラフト順位別でみていく。

対象:2015〜2019年シーズンでMVP、新人王、沢村賞、打撃6部門、投手6部門のタイトル受賞述べ113名(各シーズンの受賞者の顔ぶれは実人数でカウント)

やはりドラ1が圧倒的!過去5年のタイトル受賞者をドラフト順位別で集計! | 高校野球ドットコム
過去5年のタイトル受賞者<ドラフト順位別>※希望枠、自由枠も1位に含む

 結果は、ドラフト1位が最多の41名、ドラフト2位が20名、ドラフト3位が18名と続き、上位3位が全体の約6割を占めた。次いでドラフト4位、5位が3名ずつで、6位、7位、育成が2名ずつ、外国人選手が22名という結果だった。ドラフト1位の41名うち高卒が18名、大卒が19名、社会人卒が4名という内訳だった。

 また、その中で大卒社会人1位指名選手23名の中で野手は、2016年パ・リーグ盗塁王の糸井 嘉男(2003年北海道日本ハム自由枠)と、同年、セ・リーグ新人王の高山 俊(2015年阪神1位)、2019年セ・リーグ盗塁王の近本 光司(2018年阪神1位)の3名のみだった。やはりドラフト指名の母体数が多い”大卒のドラ1投手”が最も多くタイトルを獲得していた。

 最後に、彼らのドラフト年代別で見ていくと、2012年、2013年ドラフトで指名された選手が8名で最多だった。次いで2010年ドラフトで指名された選手が7名という結果だった。以下が2012年、2013年、2010年ドラフトで指名を受け、過去5年でタイトルを受賞した選手たち。

<2012年ドラフト>8名
大谷 翔平 最多勝・最優秀防御率・勝率第一位(15年)、MVP(16年)
藤浪 晋太郎 最多奪三振(15年)
則本 昂大 最多奪三振(15-18年)*14から5年連続
増田 達至 最優秀中継ぎ(15年)
金子 侑司 盗塁王(16年、19年)
宮﨑 敏郎 首位打者(17年)
東浜 巨 最多勝(17年)
鈴木 誠也 首位打者・最高出塁率(19年)

<2013年ドラフト>8名
高梨 裕稔 新人王(16年)
石川 歩 最優秀防御率(16年)
田中 広輔 盗塁王・最高出塁率(17年)
大瀬良 大地 最多勝、勝率第一位(18年)
山川 穂高 MVP(18年)、本塁打王(18-19年)
森 友哉 MVP・首位打者(19年)
森 唯斗 最多セーブ(18年)
松井 裕樹 最多セーブ(19年)

<2010年ドラフト>7名
山田 哲人 MVP(15年)、本塁打王(15年)、盗塁王(15-16、18年)、最高出塁率(15年)
柳田 悠岐 MVP(15年)、首位打者(15、18年)、最高出塁率(15-18年)
秋山 翔吾 最多安打(15、17-19年)首位打者(17年)
澤村 拓一 最多セーブ(16年)
西川 遥輝 盗塁王(17-18年)
千賀 滉大 勝率第一位(17年)、最多奪三振(19年)
大野 雄大 最優秀防御率(19年)

 上位指名の選手たちの受賞が目立った直近5年間のタイトル受賞者たち。今年はどんな結果となるのか。まずは来たる開幕の日を楽しみにしたい。

関連記事
史上初の二度目の春夏連覇を導いた西谷監督が語る大阪桐蔭に必要な2つのマインドから見える一流選手になる条件
全国制覇8度を誇る大阪桐蔭の戦績・卒業生の進路を紹介! 
ユーティリティプレーヤーとしてNPBへ 岸潤一郎(徳島インディゴソックス)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.24

東京国際大の新入生は、リーグ戦デビューの二松学舎大附の右腕、甲子園4強・神村学園捕手、仙台育英スラッガーら俊英ぞろい!

2024.04.24

【福島】田村、日大東北、只見、福島が初戦を突破<春季県大会支部予選>

2024.04.24

【佐賀】敬徳と有田工がNHK杯出場を決める<春季地区大会>

2024.04.24

【春季四国大会逸材紹介・香川編】高松商に「シン・浅野翔吾」が!尽誠学園は技巧派2年生右腕がチームの命運握る

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.23

【春季埼玉県大会】地区大会屈指の好カードは川口市立が浦和実を8回逆転で下し県大会へ!

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.21

【神奈川春季大会】慶応義塾が快勝でベスト8入り! 敗れた川崎総合科学も創部初シード権獲得で実りのある春に

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!