1965年に行われた第1回ドラフト会議から、多くの選手がドラフト1位でプロ入りを果たしている。各球団におけるドラフト1位は、その年のなかでもっとも期待をかけられている存在だ。

 さて、そのなかソフトバンク(前身球団含む)の歴代におけるドラフト1位だけでベストナインを組んだら、どのようなチームになるのだろうか。

 投手は「ミチ」の相性で親しまれた佐藤道郎氏(日大/1969年)を選出した。野村克也選手兼任監督のもと、中継ぎとして1年目から最優秀防御率のタイトルを獲得。1974年にはリーグ最多の68試合に登板し、最多セーブ、最優秀防御率の2冠を達成している。

 その他には山内和宏氏(リッカー/1980年)、斉藤和巳氏(南京都高/1995年)、和田毅(早稲田大/2002年自由枠)らがドラフト1位での入団である。

 捕手は日米で活躍した城島健司氏(別府大付属高/1994年)の一択。6度のベストナイン、8度のゴールデングラブ賞(阪神時代含む)の実績が光る。

 内野は近年の選手が目立つ。一塁に福田 秀平多摩大聖ヶ丘高/2006年高校生)、二塁に井口忠仁(青山学院大/1996年/現:資仁)現ロッテ監督、三塁に松田宣浩(亜細亜大/2005年希望枠)、遊撃には今宮 健太明豊高/2009年)を選出。3人が2020年シーズンも現役でプレーしている。

 裏を返すと、内野手でドラフト1位入団から大成した選手は南海時代にほとんどいなかったということでもある。

 外野手は富田勝氏(法政大/1968年)、高柳秀樹氏(国士舘大/1978年)、畠山準氏(池田高/1982年)の3人。「法大三羽烏」のひとり富田氏は南海でプレーしたのは4年のみ。その後、巨人、日本ハム、中日と渡り歩いた。

 南海時代は三塁手だったが、移籍後の日本ハム時代に外野としてプレーしていたこともあるため外野で選出している。畠山氏は池田高のエースとして甲子園制覇。プロ入り時は投手だったが、外野へと転向してる。開花したのは大洋に移籍してからのこと。1993年、1994年には規定打席に到達している。

 ソフトバンク、ダイエー、南海のドラフト1位を振り返ってみると、特に外野手の1位指名から大きく育った選手が見当たらない。2019年ドラフト1位の佐藤直樹は、はたしてどのような成績を残してくれるのだろうか。

<ソフトバンク・ドラフト1位指名のみのベストナイン>
※自由獲得枠、希望入団枠含む
※前身球団含む

投手:佐藤道郎(日大三高→日大/1969年)
捕手:城島健司(別府大付属高/1994年)
一塁:福田 秀平多摩大聖ヶ丘高/2006年高校生)
二塁:井口忠仁(國學院久我山高→青山学院大/1996年/現:資仁)
三塁:松田宣浩(中京→亜細亜大/2005年希望枠)
遊撃:今宮 健太明豊高/2009年)
外野:富田勝(興國高→法政大/1968年)
外野:高柳秀樹(鉾田一高→国士舘大/1978年)
外野:畠山準(池田高/1982年)

(記事=勝田 聡)


関連記事
各都道府県の学校再開、夏の代替大会開幕予定一覧リスト
今できることは? 菊池雄星投手が書き続ける『自分と向き合うための野球ノート』
コンパクトなフォームで安定感アップ 西武・松本航(明石商出身)が5回無失点投球で開幕ローテに前進