日大三と早稲田実業。西東京の伝統校の直近10年での直接対決を振り返る
試合終了後、健闘を称え合う早稲田実業・日大三ナイン(2017年春季東京大会決勝)
西東京の伝統校といえば、甲子園春夏通算50回を誇る早稲田実業と37回を誇る日大三が思い浮かぶだろう。今回は両校の直近10年の対戦成績を振り返っていきたい。
2011年7月30日
第93回全国高等学校野球選手権 西東京大会 決勝
日大三 2-1 早稲田実業
2013年4月20日
春季東京大会 準々決勝
日大三 10-0 早稲田実業
2014年10月12日
秋季東京大会 1回戦
早稲田実業 10-3 日大三
2015年7月24日
第97回全国高等学校野球選手権 西東京大会 準決勝
早稲田実業 2-0 日大三
2016年11月3日
秋季東京大会 決勝
早稲田実業 8-6 日大三
2017年4月27日
春季東京大会 決勝
早稲田実業 18-17 日大三
2018年4月28日
春季東京大会 準決勝
日大三 7-5 早稲田実業
両校は過去10年で7度対戦し早稲田実業が4勝、日大三が3勝と早稲田実業が勝ち越している。
一方、この10年での甲子園出場回数は日大三が8回、早稲田実業が4回で日大三な2011年夏に全国制覇を成し遂げており、ベスト4が2回、準優勝が1回と堂々たる成績を残している。早稲田実業も2015年夏にベスト4入りを果たしており、共に全国の舞台で結果を残している。
そして、2017年の春季大会の決勝戦は改めてライバル校であると実感させてくれる好ゲームを演じた。初のナイター開催となった注目の一戦は延長12回までもつれ込み、清宮、野村要する磐石な早実打線と、日大三の投打の中心・桜井ががっぷり四つで組み合った。本塁打が7本飛び出す歴史的乱打戦は多くの野球ファンの記憶に刻まれただろう。
東京都高野連は選手権大会が中止となった今夏、独自大会の開催の意志を表明している。今年も両校の躍動に期待したい。
関連記事
◆中川卓也(大阪桐蔭-早大)の兄・中川優ら 2014年八戸学院光星ナインのその後は?
◆野村、菅野、相澤など3回甲子園出場を経験した山梨学院の主力選手たちの進路は充実!
◆岸潤一郎(埼玉西武)とプレーした2014年明徳義塾ナインのその後は?