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主力捕手はドラフト1位! 西武歴代のドラフト1位でチームを組んでみた

2020.05.26

主力捕手はドラフト1位! 西武歴代のドラフト1位でチームを組んでみた | 高校野球ドットコム
2013年ドラフト1位で入団した森友哉(大阪桐蔭高出身)

 1965年に行われた第1回ドラフト会議から、多くの選手がドラフト1位でプロ入りを果たしている。各球団におけるドラフト1位は、その年のなかでもっとも期待をかけられている存在だ。

 さて、そのなか西武(前身球団含む)の歴代におけるドラフト1位だけでベストナインを組んだら、どのようなチームになるのだろうか。

 投手は他球団と同様、エース級が揃っている。そのなかで選出したのは東尾修氏(箕島高/1968年)だ。東尾は球団2位となる通算251勝、球団トップの4086投球回、247完投をマークしたレジェンドである。

 その他にも渡辺久信氏(前橋工/1883年)や松坂大輔横浜高/1998年)、涌井秀章横浜高/2005年高校生/現:楽天)らがドラフト1位での入団となっている。

 西武の特徴は捕手にある。歴代の主力捕手はほとんどドラフト1位で入団しているのである。バリバリのレギュラーとまではいかなくても、一軍で結果を残した選手は多岐にわたる。

 伊東勤氏(所沢高/1981年)、大久保博元氏(水戸商/1984年)、高木大成氏(慶応大/1995年)、細川亨(青森大/2001年自由枠)、炭谷銀仁朗平安高/2005年高校生)、森友哉大阪桐蔭高/2013年)がドラフト1位で入団しているのである。

 そのなかで選出したののは、1980年代後半から1990年代にかけての黄金時代を支えた伊東氏である。打撃タイトルこそないもののベストナイン10回、ゴールデンブラブ賞11回は群を抜いている。

 内野は一塁の清原和博氏(PL学園高/1985年)と遊撃の石毛宏典氏(プリンスホテル/1980年)は文句なし。捕手の伊東氏とともに黄金時代を支えたメンバーだ。三塁には強打の鈴木健氏(浦和学院高/1987年)を選出。1997年には最高出塁率のタイトルを獲得している。

 難航したのが二塁である。ドラフト1位入団からレギュラークラスに成長した二塁手は不在。そのなかで玉野宏昌氏(神戸弘陵高/1996年)を選んだ。プロ入り4年目となる2000年に69試合に出場したのが、キャリアハイ。清原氏の背番号「3」を受け継いだが、結果を残すには至らなかった。

 外野手は立花義家氏(柳川商/1976年)、高木大成氏(慶応大/1995年)、森友哉大阪桐蔭高/2013年)の3人。立花氏は内野手としての指名だったが、プロ入り後に外野へコンバートされた。高木氏と森も捕手としての入団だが外野で選出した。

 高木氏は現役晩年に外野へとコンバートされ2000年には94試合に出場している。森は2015年、2016年の2年間に渡って外野手と指名打者、そして捕手(2015年のみ)との併用だった。2017年以降は外野の守備についていない。

 このように西武は黄金時代を支えた選手が多く名を連ねた。また捕手のドラフト1位が多い。現在は森が正捕手だが、次代の正捕手候補もドラフト1位で獲得するのだろうか。

<西武・ドラフト1位指名のみのベストナイン>
※自由獲得枠、希望入団枠含む
※前身球団含む

投手:東尾修箕島高/1968年)
捕手:伊東勤所沢高/1981年)
一塁:清原和博PL学園高/1985年)
二塁:玉野宏昌神戸弘陵高/1996年)
三塁:鈴木健浦和学院高/1987年)
遊撃:石毛宏典市立銚子高→駒沢大→プリンスホテル/1980年)
外野:立花義家柳川商/1976年)
外野:高木大成桐蔭学園高→慶応大/1995年)
外野:森友哉大阪桐蔭高/2013年)

(記事=勝田 聡

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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