尽誠学園(香川) 無念の想いを綴る

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2020.05.21

尽誠学園・西村 太監督(*写真は昨秋四国大会明徳義塾戦より)

 5月20日(水)・日本高等学校野球連盟は当初8月10日(土)から兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催予定だった「第102回全国高等学校野球選手権大会」の中止を発表。これにより18年ぶり7回目の出場となったセンバツに続き、夏も聖地への夢が断たれた尽誠学園(香川)は、西村 太監督と主将の菊地 柚(3年・二塁手・右投右打・170センチ66キロ・ヤング神戸須磨クラブ<兵庫>出身)が文書で無念の想いを綴るコメントを発表した。

 なお、2人のコメント以下の通りとなっている。

西村 太監督

 5月15日(金)に一部メディアから「甲子園中止」という報道もあり、日本高野連関係者の方も本日の運営委員会の時点で結論を発表せざるをえない状況になってしまったと思います。そんな中でも高野連関係者の皆さまが全国の高校球児のためにすごく熟考・ご尽力頂いたことに感謝申し上げます。

 そして3年生にとってはこの夏が最後の大会になります。彼らはセンバツ中止が決定した後、4月6日から練習を再開した時から悔しさを夏にぶつけようと取り組み。4月11日から再び自主練習期間中に入った後も自分の力を伸ばすべく練習に臨み、かつ1人1人が自分の役割を考え、それをどうチームに活かすかを頭に入れて行動してくれました。

 そんな3年生たちが力を披露できず甲子園への道を断たれたことの心を慮ると私も心が張り裂けそうになり、苦しいです。

 今後、独自の県大会が開催される可能性もありますが、まず私は今すべきことは選手たちに対し心のケアを尽くすこと。彼らに前を向かせ、この経験が自分たちの力になるよう言葉を伝えること。そして、選手たちの進路に対して全力でサポートすること。その後、県大会については主将(菊地 柚)・副主将(橘 孝祐・3年・捕手)を中心に3年生と話し合っていきます。

主将・菊地 柚(3年)

 センバツ中止を言われた3月11日から、あの日を忘れないで夏にすべてをぶつけ、ぶっちぎりで香川大会を優勝しようと練習してきましたが、小さいころからずっと憧れていた甲子園が中止になってしまって本当に悔しい。友だちや家族の顔が浮かんできて涙が止まりませんでした。

 ただ、この悔しさはこれからの人生に絶対活きてくると思う。どんなことがあってもこんな辛い想いは二度としないと思うので、この悔しさをこれからの野球人生に絶対につなげていきます。もし香川県独自の大会があれば、3年生たちと楽しくプレーしたいです。

(取材・寺下 友徳

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