西武・川越は打率5割、2011年春の甲子園に出場した選手は誰がいる?

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   
2020.05.17

川越誠司選手(埼玉西武ライオンズ)

 今年は新型コロナウイルスの影響で春の甲子園が中止となった。選手たちは夏の甲子園へ向け、気分を新たにしたいところだが、その夏の甲子園の開催も現時点では不透明。気持ちの置き場がないような状況になっている。

 今から9年前も同じような状況になりかけた。東日本大震災である。2011年3月11日に日本を襲った未曾有の大地震。東北地方を中心に大きな被害があった。そのために春の甲子園の開催が危ぶまれたのである。

 結果として春の甲子園は開催され、東海大相模が11年ぶりの優勝を飾っている。もちろんその大会には、後にドラフト指名されNPBに入団した選手も多く出場していた。当時の3年生の多くは今年27歳。現在、チームの主力となっている選手も見受けられる。

 優勝した東海大相模には田中 俊太(巨人)、菅野 剛士(千葉ロッテ)、渡辺 勝(中日)の3人が所属していた。いずれも高卒でプロ入りせず、大学へ進学しているのが共通点だ。

 一方、準優勝の九州国際大付三好 匠(広島東洋)と髙城 俊人(横浜DeNA)がバッテリーを組んでいたが、いずれも高卒でプロ入りを果たしている。

 その他の投手では金沢釜田 佳直(東北楽天)と鹿児島実野田 昇吾(埼玉西武)が注目されていた。とくに釜田は最速150キロを誇り、初戦で5回2死までパーフェクトピッチング。結局敗れはしたものの、8回4失点(自責1)、11奪三振とその片鱗を見せつけた。

 波佐見松田 遼馬(福岡ソフトバンク)も2試合で18回を投げ3失点(自責1)と好投。初戦では近藤 健介(北海道日本ハム)と乙坂 智(横浜DeNA)、1学年下の柳 裕也(中日)を擁する横浜相手に1失点(自責0)の完投勝利をマークした。

 今年から野手に転向した川越 誠司(埼玉西武)は北海の「4番・右翼」で出場。3試合で打率.500(12打数6安打)、1本塁打と大暴れ。打者としての素質を早くから発揮していたのである。

 1学年下の選手では光星学院高の北條 史也(阪神)と田村 龍弘(千葉ロッテ)が出場している。この大会で田村は、現在のように捕手ではなく背番号「5」で三塁を守っていた。

 その他にも報徳学園田村 伊知郎(埼玉西武)や九州学院溝脇 隼人(中日)らが2年生ながら出場している。

 彼らは大会直前の東日本大震災を乗り越え甲子園の舞台で活躍し、プロへの道を切り拓いた。苦難を乗り越えてきた選手たちの9年目のシーズンに期待したい。

【2011年春の甲子園出場者】
※2020年シーズンNPB現役
※育成契約を除く
※2年生表記は新学年

<巨人>
田中 俊太東海大相模

<横浜DeNA>
乙坂 智横浜
髙城 俊人九州国際大付

<阪神>
髙山 俊日大三
坂本 誠志郎履正社
北條 史也光星学院)※2年生

<広島東洋>
三好 匠九州国際大付

<中日>
渡辺 勝東海大相模
柳 裕也横浜)※2年生
溝脇 隼人九州学院)※2年生

<東京ヤクルト>
なし

<埼玉西武>
野田 昇吾鹿児島実
川越 誠司北海
田村 伊知郎報徳学園)※2年生

<福岡ソフトバンク>
松田 遼馬波佐見

<東北楽天>
釜田 佳直金沢

<千葉ロッテ>
菅野 剛士東海大相模
田村 龍弘光星学院)※2年生
松田 進國學院久我山)※2年生

<北海道日本ハム>
横尾 俊建日大三
近藤 健介横浜

<オリックス>
なし

(記事=勝田 聡)

関連記事
山田 知輝はSUBARUへ 2年生軍団で2014年選抜8強入りを果たした桐生第一ナインのその後
1年生バッテリー大江(巨人)、今村の活躍が光った2014年二松学舎大付ナインのその後
半数以上が引退し残るはわずか8人 山口俊、平田良介ら87年世代ドラ1の現在地

【関連記事】
今年の近畿地区は野手豊作年。土田龍空(近江)、西野力矢(大阪桐蔭)などすでに8名がプロ志望を表明 【ニュース - 高校野球関連】
エース・松田 遼馬がプロ入り!2011年に選抜初出場を果たした波佐見ナインのその後 【ニュース - 高校野球関連】
第1013回 【西東京大会展望】早実vs八王子など1回戦から好カード続出!激戦区・西東京を制するのはどこだ?【大会展望・総括コラム】
第1134回 球界屈指の「ユーティリティ型スラッガー」外崎修汰を誕生させた、攻守における意識の持ち方 【2020年インタビュー】
第1173回 中学通算23本塁打のスラッガー・松本ジョセフ(戸塚シニア)。規格外の長打力を生んだ打撃研究 【2020年インタビュー】
第268回 夏の代替大会が開催されることを願って…。全国のドラフト・注目野手リスト一覧【ドラフト特集コラム】
第1172回 高校野球界から中学アカデミーへ転身を遂げた知将・島田 達二氏(元高知高監督)が提示する育成案 【2020年インタビュー】
第267回 軟式U-15経験者や磐城の143キロ右腕...ブレイク必至の好投手たち【東日本投手編】【ドラフト特集コラム】
第267回 夏の代替大会が開催されることを願って…。全国のドラフト・注目投手リスト一覧【ドラフト特集コラム】
第266回 村上宗隆を獲得できていれば巨人の未来はどうなった?巨人のスコアラー・編成部に関わった三井康浩さんが2017年ドラフトを振り返る【ドラフト特集コラム】
第1142回 秋に台頭した報徳学園の核弾頭・三宅雄雅 覚醒の秘訣は「ツイスト打法」の習得 【2020年インタビュー】
第1142回 目標は菊池雄星。東海大相模に進学の南琉人(湖東リトルシニア)が思い描く本格派への道【後編】 【2020年インタビュー】
関西大vs金沢学院大【2019年 第五十回記念 明治神宮野球大会 大学の部】
高知vs東海大相模【2019年 練習試合(交流試合)・秋】
金沢学院大vs九州産業大【2019年 第五十回記念 明治神宮野球大会 大学の部】
鹿児島実vs神村学園【鹿児島県 第25回MBC旗争奪高校野球選抜1年生大会】
鹿児島実vs川内【鹿児島県 第25回MBC旗争奪高校野球選抜1年生大会】
仁志敏久から学ぶ 野球の基礎・基本【トレーニング編】
仁志敏久から学ぶ 野球の基礎・基本【打撃編】
仁志敏久から学ぶ 野球の基礎・基本【走塁編】
仁志敏久から学ぶ 野球の基礎・基本【守備編】
黒田博樹 世界を制する投球術
館山昌平、復活への道
仁志敏久から学ぶ 野球の基礎・基本
土肥義弘のケガをしない!勝てる投手育成講座
乙坂 智(横浜) 【選手名鑑】
釜田 佳直(金沢) 【選手名鑑】
川越 誠司(北海) 【選手名鑑】
近藤 健介(横浜) 【選手名鑑】
菅野 剛士(東海大相模) 【選手名鑑】
髙城 俊人(九州国際大付) 【選手名鑑】
髙山 俊(日大三) 【選手名鑑】
田中 俊太(東海大相模) 【選手名鑑】
田村 伊知郎(報徳学園) 【選手名鑑】
田村 龍弘(光星学院) 【選手名鑑】
野田 昇吾(鹿児島実) 【選手名鑑】
北條 史也(光星学院) 【選手名鑑】
松田 進(國學院久我山) 【選手名鑑】
松田 遼馬(波佐見) 【選手名鑑】
溝脇 隼人(九州学院) 【選手名鑑】
三好 匠(九州国際大付) 【選手名鑑】
柳 裕也(横浜) 【選手名鑑】
横尾 俊建(日大三) 【選手名鑑】
渡辺 勝(東海大相模) 【選手名鑑】
金沢 【高校別データ】
鹿児島実 【高校別データ】
金沢 【高校別データ】
金沢一 【高校別データ】
金沢市工 【高校別データ】
金沢辰巳丘・金沢向陽・宝達・穴水 【高校別データ】
金沢大附 【高校別データ】
金沢龍谷 【高校別データ】
九州学院 【高校別データ】
九州国際大付 【高校別データ】
國學院久我山 【高校別データ】
相模向陽館・横浜旭陵 【高校別データ】
東海大相模 【高校別データ】
日大三 【高校別データ】
波佐見 【高校別データ】
報徳学園 【高校別データ】
横浜商 【高校別データ】
横浜清陵 【高校別データ】
横浜 【高校別データ】
横浜商大高 【高校別データ】
横浜一商 【高校別データ】
横浜緑園・横浜明朋 【高校別データ】
履正社 【高校別データ】

コメントを投稿する

前の記事:
第93回全国高等学校野球選手権大会福岡大会 組み合わせ抽選会
最新ニューストップに戻る サイトトップに戻る