今年の独立リーグナンバーワンピッチャーは戸田懐生(徳島インディゴソックス)か?四国銀行相手に別格の投球!
キャッチボールを行う徳島インディゴソックス・戸田 懐生投手 ※写真提供:徳島インディゴソックス
6月20日に開幕を迎える四国アイランドリーグ。昨年独立リーグ日本一の徳島インディゴソックスは14日、四国銀行と試合を行い、8対0の完封勝利を上げ、開幕へ向け、順調な仕上がりを見せた。
その中でも別格のパフォーマンスを見せていたのが、今季は徳島のエースとして期待される戸田懐生である。
そのピッチングの完成度の高さは四国独立リーグどころか、独立リーグ界でも1,2を争うものがある。
四国銀行戦で登板した戸田は2回3奪三振、無失点の力投。最速147キロをマークした速球は回転数が高く、さらに投球フォームも左足を上げた時、少し「間」を入れた二段モーションを取り入れたことで、打ちにくさが生まれ、次々と空振りを奪う。
そして変化球のキレも鋭く、左打者の内角に切れ込むスライダーの切れ味は抜群。速球のキレ、スピード、変化球の精度、フォームの実戦力の高さは近年の独立リーグの投手ではなかなかいない完成度を誇る。
こうしたパフォーマンスを発揮できたのは、5月11日からチーム練習再会日まで、週5回・投手陣での砂浜走り込みとウエイトトレーニングでコンディションを維持するなど、自覚を持ってトレーニングをしてきたから。どんな状況下でも力を発揮できるように自己調整力の高さも魅力だ。
さらに魅力的なのが、今年で21歳という若さ。現在のスカウティングでは「年齢」も指名条件として大きなファクターとなっている。
戸田はドラフト解禁となる高卒3年目の社会人投手、豊作な大学生投手と天秤をかけられる。そこで、戸田はリーグ戦開幕から最高のピッチングを魅せ、近い世代の大学生投手、社会人投手よりも「即戦力」で活躍できる投手であることを証明できるか。
関連記事
◆「黄金世代」いよいよお披露目! 徳島インディゴソックス2020入団選手会見開催!
◆1軍抜擢の高卒1、2年目選手は?⇒佐々木朗希、黒川史陽、小園海斗…高卒2年目までの若手で一軍に抜擢されたのは?
◆ 戸田懐生(東海大菅生ー徳島インディゴソックス)甲子園での成長