オホーツクの強豪・遠軽はドラフト候補擁し、再開の時を待つ
市川 竜輝(遠軽)
北北海道の実力校・遠軽も活動自粛の日々を過ごしている。
2月下旬に、全国に小中高へ休校申請が行われ、北海道は3月の段階で週末は外出自粛。遠軽は4月の入学式まで活動自粛となった。
遠軽は遠方からの進学希望の生徒を受け入れており、野球部以外の生徒も下宿している。この期間、地元に戻るかは選択を委ねたが、感染者が多い札幌出身の選手は遠軽町の下宿所に残すなど、感染対策を行ってきた。
練習再開後も短時間の練習を行い、消毒用の液体を購入するなど、チーム独自で感染対策を行いながら、練習を進めてきたが、全国に緊急事態宣言が拡大され、再びチームの活動は自粛となり、連休明けまで休校となった。
非常に我慢を強いられる毎日を過ごしているが、遠軽は今年も期待の逸材がいることを紹介したい。
昨年、投手で最速146キロと多彩な変化球を投げ、捕手としても1.8秒台の
強肩を誇る捕手・浅野駿吾は東北福祉大へ。浅野は投手の能力が買われ、大学入学後は投手として登録されている。
そして今年もスカウトから注目されているのが、市川 竜輝(3年)だ。168センチ67キロと小柄だが、投げては140キロを投げ込む強肩を持ち、そしてパンチ力十分の打撃、スピーディな守備が評価され、プロのスカウトから注目される期待株。北海道の社会人野球チームの練習にも参加し、実力を磨いている。
是非夏の大会が開催され、クローズアップされることを願いたい。
(記事:河嶋宗一)
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