泉澤 涼太(現・明治安田生命)は打者に転向!2011年夏8強・習志野 5人の投手陣のその後は?
左から木村 光彦、泉澤涼太、在原一稀
今春の選抜大会が開催中止となり、高校球児だけでなく、高校野球ファンものショックは大きかったのではないか。そこで、これまで甲子園を盛り上げたチームの選手のその後を紹介していきたい。
2011年夏、横尾俊健、高山俊を中心とした強力打線で日大三が優勝を果たした第93回大会。準々決勝で対戦したのが豊富な投手陣を擁し勝ち進んできた習志野だった。100人近い部員数を誇り選手層の厚い習志野は5人の投手がメンバーに名を連ねた。そんな彼らのその後をみていきたい。
【準々決勝・日大三戦オーダー】0対5 ●
1(遊)宮内 和也 3年
2(二)中村 敦貴 3年
3(右)藤井 拓也 3年
4(一)松山 大志 1年
5(中)片桐 憲吾 3年
6(左)福山 慎吾 2年
7(捕)皆川 健太 3年
8(投)在原 一稀 2年
9(三)小山 優樹 2年
【主な選手の進路】
1番・遊 宮内 和也 3年(明治大-NTT東日本)
背番号1 泉澤 涼太3年(中央大-明治安田生命)
背番号8 在原 一稀 3年(中央大-JFE東日本)
背番号10 木村 光彦2年(日本大-東京ガス)
背番号11 大野 駿2年(順天堂大)
背番号18 末松 克章3年(帝京大)
1回戦静岡戦で本盗を決めた1番・遊撃手の宮内 和也 はU18全日本代表にも選出された。明治大に進学後は一つ上の糸原健斗(JX-ENEOS-阪神)、福田周平(NTT東日本-オリックス)の二遊間コンビの下、出場機会に限れれながらも活躍。4年春は全試合スタメン出場を果たした。卒業後はNTT東日本に進み、現役。
1回戦静岡戦に先発した泉澤 涼太は最速144キロの速球右腕でプロ注目選手と評されていたが、中央大学に進学。2年春に打者に転向し、4年春には外野手でベストナインに輝いた。大学卒業後は明治安田生命に進み、4番として打線を牽引している。
3回戦金沢戦で先発した在原 一稀は最速134キロながら90キロ台のカーブやスローボールを駆使した技巧派の投球スタイルで8回1/3を1失点と好投した。卒業後は中央大、JFE東日本と進み、現役。
抑えとして2回戦以外全ての試合で登板した木村 光彦は日本大学に進学。4年秋にはMVP、最優秀投手、ベストナインのタイトルを獲得し優勝に貢献した。卒業後は東京ガスに進み、現役。
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