春季大会は準々決勝で打ち切り!沖縄高校野球の現在の状況は?
ベスト8まで勝ち上がった知念 ※写真は今春の県大会から
全国で唯一春季大会が行われた沖縄県。準々決勝までで進んだところで大会は打ち切り。最後までやり切ることはできなかったが、大会が開催された沖縄県は現在の活動状況はどのようになっているのか。
沖縄県は3月に一度公立校は休校があったが、3週目より登校再開。それに合わせて無観客ではあったが春季大会が開催。沖縄に球春が訪れたが、4月5日に行われた準々決勝を境に大会は中止。4月7日から再び休校要請がかかり、当初は19日までが自粛期間の予定だったが、感染拡大の影響を受けて5月6日までとなった。
これで公立だけではなく、私立も活動は自粛。連休明けまで練習が再開できないが、練習できないことに不安の声は上がってくる。
「夏の大会はどうなるかわからないですが、再開までは不安があります。話し合いはしておりますが、連休明けに再開となると、順調に予選が開催されれば1か月くらいしか期間がないので、不安だらけです」
沖縄は先駆けて夏の予選が6月ごろから始まる。予定通り開催がされ、長期休み明けから練習すると、全体で練習できる時間は本当に僅かとなる。
また4月から異動で新天地に向かった先生もいる。心機一転で選手たちのことを知り、夏に向けて準備を進めたいところだが、入学式や始業式もできていないところもあり、まだチームの雰囲気も含めて状況を掴めていない人もいるのが現実だ。
その一方で春の県大会で8強に入った知念は「様々なことにチャレンジができる期間ではある」と前向きにとらえ、選手たちの成長を楽しみにしているチームもある。
夏の大会までタイムリミットは刻一刻と近づいてきている。それでも、選手たちは健康を第一にできる範囲での練習を続けていくことが、今すべきことだろう。
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