21世紀枠関東地区推薦校3度の日立一も活動自粛の日々。その中で指揮官が選手に伝えたことは
写真は2018年から
4月7日、関東では東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県に緊急事態宣言がされたが、関東地方の各県が同様の動きが見られており、茨城の県立校は5月6日までの休校延長が決まった。
その中で過去3回の関東地区の21世紀枠推薦校に選ばれた日立一も、自粛の日々を送っている。中山顕監督によると、3月23日まであった自粛に続いて、4月14日から5月6日まで休校となり、部活動は中止。現在、選手たちは限られた中で、体を動かす日々を過ごしている。
選手の自主性を重んじる日立一らしく、中山監督は細かな指示を送らず、選手たちにまかせている。その中で選手たちに伝えたことは。
「感染防止をするため接触を減らせるように、家の中でできることを考えるようにさせようと思います。また、部活動が再開してから良いスタートが切れるようにルールやサインなど見直しとかをして頭をトレーニングしようと思います」
あくまで普段通りの生活ができるようになって、学校生活の再開。そして様々な条件をクリアすることで部活動が再開し、夏の大会に繋がる。中山監督は1つずつ改善していくことを大事にしていたが、夏の大会開催のためには大切なポイントだろう。
「夏の大会ができることを祈って、大人として出来ることをやれれば」と最後に語った中山監督。それは先生たちだけではなく、選手たちもできることをやるのが無事に夏の大会を開催するための第一歩なのではないだろうか。
(記事=田中 裕毅)
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