履正社に敗れた悔しさを夏へ。昨秋の京都王者・京都翔英が大事にしている全体のレベルアップ
近畿大会に出場した京都翔英
4月5日に大会に中止が決まった京都府。今年は近畿大会の開催地となっており、2日の段階で近畿大会の中止を決めてから3日後の決定だったが、これで夏の大会に照準を合わせることとなった。
昨秋京都を制して、近畿大会ではベスト8に入った京都翔英でも新型コロナウイルスの影響で3月25日まで活動を自粛。寮にいた選手たちも一時実家に戻すこととしたが、26日から2時間の制限を設けた中で活動を再開した。
「メインとサブのグラウンドがありますので、そこも使いながらトレーニングの班も合わせて3つに分けて練習をするようにしました。自粛期間中は選手たちの自主性に任せていましたが、『意外と動けているな』という感じです」
選手たちのコンディションを伊地知正喜先生は語るが、近畿大会に出場して、オフシーズンはどう過ごしてきたのか。
「履正社にはコールドで負けてしまいましたので、それなりにレベルアップをしようと。野手であればスイング、投手であれば腕を振る力を付けるなど全体の底上げを図りました」
チーム全員で同じ練習を乗り越えていくことで、チーム全体のレベルが上がった。またトレーニングにも力を入れて、体力面の強化も並行してきた。
旧チームからの経験者は森岡 大輔しか残っていなかったが、投手陣の台頭により秋は勝ち進むことができた。しかし、夏の大会となれば周りから厳しいマークにあうだろう。秋は安谷 涼、植田 碧流ら5人の継投策で勝ち抜いたが、夏までに新戦力が食い込んでくるのか。チーム内での競争でどこまでレベルアップするか注目だ。
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