自粛から再開した明誠学院(岡山) 戻ってきたいつも通りに感謝の気持ちをもって
打撃練習をする明誠学院の選手
4月25日から地区予選が開幕予定となっている岡山県。3地区に分かれて予選が繰り広げられる予定であるが、東部地区に所属して大会に出場するのが明誠学院。昨秋はリーグ戦を突破して県大会に出場しているチームだが、新型コロナウイルスの影響で先月22日まで活動を自粛していた。
その期間中は選手個人に練習を任せてきた明誠学院。その後23日から練習を再開することができ、現在は通常通り練習をできる状況になった。野球部の副部長を務める勝田純基先生は23日に再会した時、「思っていた以上に選手たちは動けていました」と選手たちがしっかり調整してきたことを感じ、一安心だった。
練習試合は4月5日に予定をしており、大会に向けて調整を続けていくこととなる明誠学院。冬場はゴロの捕球やスイングの形など、基本に立ち返って技術を磨いた。さらにトレーニングも並行して行い、体力強化を務めてきた。その結果、「プレー全体に力強さが出てきた」と体力強化の成果を感じていた。今後の練習試合など、実践練習の中で発揮できるかが課題となってくる。
代表決定戦で西大寺と岡山朝日の勝者と対戦することとなっている。
「大会をやれるのはありがたいのでやれることをやっていきたいですが、どこと対戦しても厳しい試合となると思います。けど、夏に繋がる大会なので、戦い方は大事だと思います」
活動自粛期間を乗り越えて練習が再開できた明誠学院。感謝の気持ちをもって、大会までにベストな状態を整えられるか。そして集大成の夏に向けて収穫を得る、弾みを付けられる大会にすることができるのか。明誠学院の今後を注目したい。
(取材=田中 裕毅)
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