自宅待機を有効活用する小倉工 積極的な動画視聴で野球知識の向上目指す
小倉工の練習の様子(写真は2020年1月に撮影)
コロナウイルスの感染拡大の影響で、プロ野球ではシーズン開幕が再延期となり、高校野球界でも選抜甲子園大会以降も各地区大会が続々と中止、延期を発表。一部の私立校を除いて、多くのチームは活動を中止しており、依然として再開の目処は立っていない。
多くの選手たちは自宅待機を余儀なくされているが、意外にも活動中止の期間を前向きに捉える選手もいるようだ。
近年、福岡県内で実績を残している小倉工では、指導者と選手が無料通話アプリのLINEで密に連絡を取り合い、YouTubeの動画を送り合うなどして野球知識の向上に務めている。
チームを率いる牧島健監督は、グランドでの練習ができないからこそ、今しかできないことを選手にはして欲しいと話す。
「YouTubeなどで良いなと思う動画があれば、選手に送って参考にするように言っています。練習ができないからこそ、この期間で色んな知識を得て欲しいなと思っています。
選手たちの間でも、色んな動画をLINEのグループ内で送り合って勉強しているみたいですね」
選抜甲子園の中止に始まり、各地で大会中止が相次ぐ中、活動休止の期間を有効に使う選手は多いようだ。この逆境をチャンスに変えて、夏の飛躍に繋げていきたい。
(記事=栗崎 祐太朗)
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