東京都は帝京含め東京23区の野球部の多くが活動停止中
1月の帝京は選手たちがハツラツと練習をしていた
東京都は急速な感染者拡大を受け、外出自粛要請が起きている。その要請により、野球界でも大きな影響を受けており、特に東京都の高校野球は活動再開の見通しが立たないチームが多い。
「学校側は安倍首相の記者会見から事態を重く見て、休校期間はさらに延びました」と語るのが帝京の直原大典コーチだ。昨秋、都大会準優勝に終わり、センバツ出場候補にあがったものの、惜しくも選出漏れ。それでも夏へ向けて、2月中は精力的に練習を行い、「選手の体つきはだんだん大きくなっていましたし、実戦が楽しみでした」と手応えを感じた中で、2月27日、政府は全国の小中高へ臨時休校要請。全国の野球部は大きな影響を受け、多くの野球部は活動停止となった。
もちろん帝京もその指示に従い、休校に合わせて野球部の活動も停止。休校になった時点で、寮生の選手たちも地元に帰していた。
4月に向けて部活動再開を検討していたが、安倍首相の会見や都知事からの不要不急の外出自粛要請で、再開時期はさらに延期。目安を決めているが、今後の感染状況により大きく変わるという。
板橋区にある帝京含め、23区に所在する都立・私学は春休み期間中は部活動を停止しており、東京都の野球部が全面的に再開できる時期はまだまだ先になりそうだ。
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