0勝6敗からの巻き返しへ 京山将弥(近江出身)が4奪三振、無失点で開幕ローテ入りへアピール
近江時代の京山将弥(横浜DeNAベイスターズ)
横浜DeNAベイスターズの京山将弥(近江出身)が25日、阪神タイガースとの練習試合に先発登板。2イニングを1安打無失点に抑え、開幕ローテ入りへアピールした。
立ち上がりから直球にキレがあった京山。コーナーへの制球に加えて、カットボール、フォークなどの変化球も交えながら阪神打線を翻弄。
初回は、北條史也、マルテと2者連続三振を奪うと、2回には一死一、三塁のピンチを招くも、陽川尚将を空振り三振、原口文仁を三ゴロに打ち取り4奪三振、無失点に抑えてみせた。
近江時代から滋賀県を代表する本格派右腕として名を鳴らした京山。
近江では1年夏からベンチ入りし、甲子園には2年春と3年夏の2度出場。全国デビューとなった昨年の選抜では、わずか1イニングの登板ながら伸びとキレのあるストレートを披露し、一躍注目の存在となった。
3年夏の滋賀大会では26イニングを投げ、与えた四球は5つだけ。決勝は散発3安打の無死球完封で締めくくり、予選防御率0.00のまま優勝を決めた。
最速145キロを投げる速球派でありながら、卓越した制球力もスカウトの評価を上げる要因となった。
プロ入り後は順調にスケールアップしてきたが、昨シーズンは0勝6敗に終わり、2020年は巻き返しのシーズンとなる。
開幕延期をチャンスに変えて、開幕ローテーション入りを掴みたい。
(文=栗崎 祐太朗)