拓大紅陵に強力なスタッフ加入!野村克也氏の教え子・飯田哲也がコーチとして母校に戻る!
拓大紅陵が千葉の頂点へ立てるのか
ヤクルト時代には、亡くなった野村克也監督の下でプレーし、7年連続ゴールデングラブ賞や盗塁王を受賞。日本一も経験して、昨シーズンまでソフトバンクホークスの3軍外野守備走塁コーチだった飯田哲也氏が千葉の古豪・拓大紅陵のコーチとなったことが報じられた。
同校のOBである飯田氏は今年の学生野球資格回復研修を受講して、資格回復。25日から選手たちへの指導を本格的に始めたが、近年はプロ野球経験者が監督になるケースが多くなってきていた。
選抜に出場予定だった、鹿児島城西や智辯和歌山、そして天理の3校は元プロ野球選手が監督をしているチーム。全国を見れば他にも多数あり、少しずつチーム数が増えてきている。その中の1つは拓大紅陵の監督である和田孝志氏も含まれている。
千葉ロッテでプレーをしており、チームには昨夏就任したばかりの拓大紅陵OB。OBが監督やコーチをやるのは不思議ではないが、ともにプロの世界を経験して指導者として高校野球に携わるのは珍しいことではないだろうか。
エースの竹内将悟は中学まで野手メインだったが、和田監督の指導を受けて高校で急成長。140キロ台のストレートを軸に、スライダーやチェンジアップを巧みに使う千葉県屈指の剛腕になった。野手も同じく、飯田コーチの指導1つで成長が促されれば戦国千葉の頂点も見えてくる可能性がある。
チームは昨秋千葉県大会準優勝。関東大会まで進んだが、花咲徳栄に敗れて選抜を逃した。2004年の選抜以来の甲子園へ、春以降の拓大紅陵が見逃せない。
(文=田中 裕毅)