News

東都三部から出直しする東農大。今年は全学年に逸材揃う

2020.03.24

東都三部から出直しする東農大。今年は全学年に逸材揃う | 高校野球ドットコム
本塁打を打った岸川智哉(東農大)

 東都大学野球連盟は臨時監督会を開き、開幕日延長が決まった。高校野球部が休校により練習禁止となったり、制限されているチームも多いが、大学野球も例外ではなく、オープン戦がすべて中止になったチームもある。

 東都3部から出直しとなった東農大は3月中のオープン戦をすべて中止し、連日紅白戦を行っている。

 今年は全学年で勝負できる選手がそろっている。
 4年には最速153キロ右腕・近久輝東邦出身)、強肩強打の捕手・白石翔樹大村工出身)、3年には紅白戦で4番を打つ大西都貴岩国商出身)、130キロ前半ながら伸びのある速球で2回3奪三振の好投を見せた菱田新山手学院出身)、2年は本塁打を打った岸川智哉佼成学園出身)。甲子園ベスト8右腕・鶴田克樹下関国際出身)、130キロ後半の速球で次々と詰まらせる投球を得意とする小野寺瑞生東海大甲府出身)を中心に投打に逸材が揃い、1年生も大和 佑一郎常磐大高)、有馬卓瑠二松学舎大附)の野手がスタメン出場するなど激しいレギュラー争いが繰り広げられている。

 正捕手の白石は三部落ちした後、樋越勉監督から、
「「ベンチワーク含めてすべて、相手が上回っていた。力負けだよ。」と言われて、あれから選手同士で指摘したり、小さいミスを逃さないよう、心がけました」

 少しずつ意識は変わってきているが、白石は「まだまだそれを逃さない意識は持ってほしいと思います」と選手たちに自覚を求める。

 エース・近久は「今年はエースとして活躍したいです」と決意を決めている。

 樋渡監督は「1シーズンで二部に戻る。近年の選手たちは東都一部の選手に負けない選手たちが入ってきた。ただそれですぐ勝てるわけではなく、段階を追って育成していきたい」と、二部に戻ってから、育て上げた選手たちで二部優勝、一部昇格を狙いたい考えだ。

 ハツラツと紅白戦に臨んでいた東農大の選手たち。ここまでの頑張りの成果を発揮するためにも、無事に開催されることを祈る思いだ。 

(記事=河嶋 宗一

関連記事
東都三部・東農大の新入生のレベルは東都一部・東京六大学レベル!14人の逸材をピックアップ!
立教大の16勝左腕・田中は大阪ガスへ!両投げ投手・赤塚は海外留学、元浦学エース・江口はJALへ
駒大卒部生の進路を公開!U18代表・上野は三菱日立パワーシステムズ、甲子園出場の小川(近江出身)は永平寺へ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.03.28

大阪桐蔭、大会NO.1右腕に封じ込まれ、準々決勝敗退!2失策が失点に響く

2024.03.28

中央学院が春夏通じて初4強入り、青森山田の木製バットコンビ猛打賞も届かず

2024.03.28

【センバツ準々決勝】4強決定!星稜が春初、健大高崎は12年ぶり、中央学院は春夏通じて初、報徳学園は2年連続

2024.03.28

健大高崎が「機動破壊」以来、12年ぶり4強、山梨学院は連覇の夢ならず

2024.03.28

星稜・戸田が2安打無四球完封で初4強、阿南光・吉岡はリリーフ好投も無念

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード

2024.03.24

【神奈川】桐光学園、慶應義塾、横浜、東海大相模らが初戦白星<春季県大会地区予選の結果>

2024.03.23

【東京】日本学園、堀越などが都大会に進出<春季都大会1次予選>

2024.03.27

報徳学園が投打で常総学院に圧倒し、出場3大会連続の8強入り

2024.03.25

異例の「社会人野球→大学野球」を選んだ富士大の強打者・高山遼太郎 教員志望も「野球をやっているうちはプロを狙う!」父は広島スカウト

2024.03.08

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.03.17

【東京】帝京はコールド発進 東亜学園も44得点の快勝<春季都大会1次予選>

2024.03.11

立教大が卒業生の進路を発表!智弁和歌山出身のエースは三菱重工Eastへ、明石商出身のスラッガーは証券マンに!

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード

2024.03.01

今年も強力な新人が続々入社!【社会人野球部新人一覧】