巨人相手に今季初先発 宮國 椋丞の背番号65も巨人に縁があった
高校時代の宮國椋丞
ペナントレースも後半に差し掛かったプロ野球。特にセ・リーグは激しい首位攻防戦が繰り広げられているなかで、横浜DeNAは今シーズン6位と苦しんでいる。7日からは首位争いの真っただ中にいる巨人と対戦する。
大事な初戦を任されたのは、今年育成からDeNAに加入した宮國 椋丞(糸満出身)だ。
2010年のドラフトで2位指名で巨人に入り、過去には開幕投手も務めた実績がある。それでも2017年を最後に1軍での勝利から遠ざかると、2020年のオフシーズンで戦力外となっていた。
育成として今季から横浜DeNAに入団し、再び支配下を目指して鍛錬を重ねた宮國。8月末に背番号65を掴み、満を持して7日に古巣・巨人相手に投げる。巨人との縁を感じさせる宮國だが、背番号にも巨人と少しかかわりがある。
過去に横浜で背番号65を付けた選手の中に、若林憲一氏がいる。1971年のドラフトでプロ入りをした選手だが、その子どもが現在巨人にいる若林晃弘(桐蔭学園出身)である。
若林晃弘は現在、巨人でレギュラー定着に奮闘しているところではあるが、その父の背番号を元巨人の宮國が背負うというのも何かの縁だろう。10年間お世話になった巨人を相手にどんな投球を見せるのか。恩返しとなるような投球を見られることを期待したい。