逆転開幕1軍へ!ドラフト6位指名だった高卒2年目・古谷拓郎(習志野出身)がホークス相手に真っ向勝負
古谷拓郎
本来であれば20日に開幕するはずだったプロ野球。開幕が延期となり、各チームが練習試合を行い、シーズンに向けて調整を続けていく。これが吉と出るのか凶となるのかは選手それぞれになるが、1軍を目指す選手たちにとっては絶好のアピールチャンスとなるだろう。
そのチャンスを活かそうとしているのが千葉ロッテの高卒2年目・古谷拓郎(習志野出身)。3年連続日本一となった福岡ソフトバンク相手に先発して、3回で49球投じた。打者12人に被安打3、奪三振2、失点2とまずまずの結果。
身長184センチの身体を上手く使って、滑らかな投球フォームから140キロ後半のストレートを軸に、130キロ後半スライダーに130キロ前半のチェンジアップ。時折110キロ台のカーブを混ぜながらホークス打線に勝負。ボールが浮きがちだったが、ボールの伸びと力で押し込んだ。今だ1軍での登板経験ない古谷にとっては大きな経験となったのではないだろうか。
習志野の名将・小林徹監督からも洗練されたフォームは太鼓判を押され、古谷は高校3年間で体づくりを徹底してきた。習志野時代に甲子園に行くことはできなかったものの、1年目はファームを主戦場にチームトップタイの6勝をマーク。イースタン・リーグ内でも5位タイの成績を残した。
習志野時代に学んだ野球の奥深さをベースに、プロ1年間で積んできた経験を積み重ね、地元・千葉の[stadium]ZOZOマリンスタジアム[/stadium]のマウンドを目指す。
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