大阪でしのぎを削った中田 惟斗(大阪桐蔭出身)と井上広大(履正社出身)の名門校対決が実現!
中田 惟斗と井上広大
3月19日、阪神vsオリックスの二軍の練習試合で高校野球ファンにとってうれしい対決があった。
阪神2位の井上広大(履正社出身)とオリックス育成3位の中田 惟斗(大阪桐蔭出身)の対決が実現したのだ。大阪を代表する名門校であり、甲子園出場をかけて大阪でしのぎを削ってきたエースと4番の対決は見ごたえがあった。この勝負を制したのは中田。140キロ前半のストレートで次々と追い込み、144キロのストレートで空振り三振に打ち取った。
2人の高校時代の対決は2年秋の府大会決勝で実現しており、5対2で履正社が勝利し、大阪桐蔭の府内44連勝と公式戦36連勝を止めている。
まだこの時、2人はプロ入り確実と呼ばれるほどの選手ではなかった。しかし井上は甲子園3本塁打を放つなど全国トップクラスのスラッガーへ成長。中田も先発で平均球速140キロ、最速146キロを投げ込むまでになり、プロ入りを果たした。
ここまで井上の順調な成長ぶりを見せていたが、中田もこの時期で起用されているように順調な仕上がりぶりを見せている。
この対決を終えた井上は20日の中日との練習試合で笠原祥太郎(新津出身)から本塁打を放った。
再び二軍戦。そして一軍では交流戦でこの2人の対決が実現するのか、注目をしていきたい。
関連記事
◆球筋を磨き上げる霞ヶ浦のブルペンの秘密に迫る
◆霞ヶ浦が実践するフォーム習得のメソッドに迫る
◆昨夏甲子園に導いた鈴木寛人はプロ入りした先輩も実践した霞ヶ浦メソッドで素質を開花させた