出場校監督に聞く。センバツ中止決定に選手たちはどんな反応を示したのか?
左から青柳博文監督、迫田守昭監督、馬淵史郎監督、吉田洸二監督
3月11日、第92回選抜高等学校大会は史上初の中止が決まった。選手たちはどんな反応を示し、そして監督たちはどうメッセージを送ったのかを聞いてみた。
広島新庄・迫田守昭監督「もちろん、がっかりして残念という様子でした。だけれど現代っ子は回復が速いです。いつまでもねちねちせずに切り替えが早く、それが良さだと思いますが、明日から新しい力で頑張るのが現代っ子の良いところなので、そこを期待しています」
健大高崎・青柳博文監督「当日は非常にがっかりしている様子でした。ただ翌日となり改めて話し合ったのですが、非常に気持ちを切り替えていましたね。また夏へ向かって頑張る。そんな様子が見て取れました」
山梨学院・吉田洸二監督「選手が落胆している様子が見えました。ただ連盟の方々が最後まで何とか開催できるように頑張って下さったことは、選手たちにも伝えたいと思います」
明徳義塾・馬淵史郎監督「選手たちには『ウチだけじゃないし、事情が事情なだけに仕方がない。気持ちを切り替えて夏に出られるようにしよう』と伝えたが、選手たちは辛そうにしていた。慰めようもない」
平田・植田悟監督「がっかりしているのを見受けられました。モチベーションが上がるかはわからないですが、選手たちに伝えたのは、『今回の決定というのは日本高野連の方で最大限色んな手を尽くされて、何とか君たちに甲子園の土を踏ませようとして頂いたけれどもかなわない。いろんなことをしていただいたことを胸に刻むように』と話しました。選抜はできないけど、夏の大会に向けて気持ちを新たに頑張っていきましょうとことで、当日はそれくらいの話しかしませんでした」
大分商・渡辺正雄監督「自宅学習中なので選手たちには話すことができていません。発表日の夜も含めてどう過ごすのかなと、翌日では無事に集まってくれて、心落ち着かせてきてくれと思っています」
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