初出場・平田(島根)は今後活動休止。休み時間にミーティングをしつつ、夏への準備を進める

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2020.03.12

平田高校の選手たち

 新型コロナウイルスの影響で、史上初となる大会中止が決まった第92回選抜高等学校野球大会。憧れの甲子園でプレーをすることを待ちわびていた球児にとって、厳しい現実が突き付けられた。今大会は初出場が5校だったが、そのうちの1校が平田だ。

 21世紀枠推薦校に2年連続で選ばれるも、昨年は落選。あと一歩で逃したことへの悔しさを胸に、昨秋の中国地区大会で8強に入り、悲願の初の甲子園を掴んだ。それだけに今回の結果を植田悟監督はこう語った。
 「甲子園で試合ができることを楽しみに期待していましたので、それが叶わないということで残念ではあります。ですが、日本全国の方々が病気で苦しんでいたり、命が奪われている状況なので、致し方ないことだと思います」

 4日の発表から1週間は、無観客の甲子園で戦うことを想定して、様々な練習計画を立てつつ大舞台に向けての準備を進めてきた。出来る範囲でやれる最善の練習を重ねてきたが、その成果を選抜で発揮することは叶わなくなった。

 選手たちには「連盟の方が最大限色んな手を尽くされて何とか甲子園の土を踏ませようとしていただいた。それを胸に刻もうとか、夏の大会に向けて気持ちを新たに頑張ろう」と植田監督は話をした。

 平田は現在休校はしていないが、部活動は当分休止となる。しかし、休校にならなければ24日まで学校があることとなっている。植田監督は休み時間などを利用してミーティングを開き、様子を見ながら夏に向けてできる最大限の準備を進めていく予定だ。

 初めての甲子園へ足を踏み入れるチャンスは持ち越されたが、夏の島根大会を勝ち抜き、島根代表として夏こそ全国の舞台へ平田が駆け上がることを期待したい。

(記事=編集部)

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