東日本大震災から9年。2011年のセンバツではどんな方式で大会が行われ、選手宣誓されたのか?

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2020.03.11

創志学園高等学校野球部 野山慎介主将

 今年のセンバツの開催の可否はまだ決まっていないが、ここまでのムードは東日本大震災が起きた2011年を思い出させるものがある。では2011年の選抜はどう行われたのか、振り返っていきたい。

 まずこの大会は「がんばろう!!日本」を特別スローガンに掲げられ、復興をテーマにした大会だった。

 開催期間中、試合予定時間が繰り上げられ、試合中のインターバルも簡略化され、ノックの時間も短縮された。

 またスタンドの応援も鳴り物が禁止となり、声援や拍手が鳴り響く大会となった。

 そして、選手宣誓を行った野山 慎介主将(創志学園)の選手宣誓は多くの方々を感動させる名場面として語り継がれている。その全文がこちら。

宣誓。
 私たちは16年前、阪神・淡路大震災の年に生まれました。
今、東日本大震災で、多くの尊い命が奪われ、私たちの心は悲しみでいっぱいです。
被災地では、全ての方々が一丸となり、仲間とともに頑張っておられます。
人は仲間に支えられることで、大きな困難を乗り越えることができると信じています。
私たちに、今、できること。それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。

「がんばろう!日本」。

生かされている命に感謝し、全身全霊で、正々堂々とプレーすることを誓います。
平成23年3月23日
創志学園高等学校野球部 野山慎介主将

 

 この大会では東海大相模が優勝を果たした。東海大相模の主将のお立ち台でのコメントも素晴らしいものがあった。「開催してくれた高野連の方々、開催を許してくれた被災地の方々に感謝の気持ちを持って、恩返しは精一杯やることだったので。自分たちが逆に勇気をもらってプレーすることができました」
 またこの大会を取材した方によると、この大会に出場した選手は震災について自分なりに考えていた様子が記憶に残っているという。それまでの野球に関する質問には笑顔で答えていた選手も、今野球ができることを問われると、表情を一変させて真剣に考えて答えてくれたようだ。

 2011年のセンバツは忘れられない大会の1つに入ったことだろう。

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