3安打マークの中川圭太(PL学園出身)。2番打者として大成なるか?
中川圭太
開幕が延期となったプロ野球。調整のペースが大きく変わることとなり、各選手の対応力が問われることとなった。アピールが不足していた選手にとっては大きなチャンスとなったが、10日のオープン戦で3安打を放ってアピールをしたのがオリックス・バファローズの大卒2年目・中川圭太(PL学園出身)だ。
最後のPL戦士ということで2018年のドラフト会議では注目を浴びた東洋大の主将だった中川は、7位指名でプロ入り。ルーキーとして異例の交流戦で首位打者に輝く大活躍で一気にブレーク。1年目は打率.288、3本塁打、32打点の成績で規定打席には届かなかったが、年俸が2100万の増額からも球団からの期待の大きさが読み取れる。
オープン戦でも8試合に出場して打率.333、4打点という結果。10日の中日戦では2番に座り、1打席目からエンドランのサインが出るなど、細かな打撃が求められた。中川もベンチからの期待に応えようと、コンパクトなスイングで無理に引っ張りに入らずにセンターから右方向を狙って打つ姿勢が見えた。
チームの上位浮上へ、さらに規定打席到達へ。さらなる飛躍が期待される2年目・中川に注目だ。
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