プロに進んだ2018年U18代表の現在地。開幕一軍に名を連ねるのは??
潜在能力の高さを発揮している根尾昂(中日) ※写真はU18日本代表時代
2018年、日本開催のアジア選手権に臨み3位に終わった高校日本代表。あれからプロ入りした選手は2年目を迎え、まず二軍で下積みではなく、開幕一軍を目指して食らいついている。現在、オープン戦や非公式の練習試合で活躍を見せている選手を紹介したい。
中日・根尾昂(大阪桐蔭出身)は5試合で9打数2安打。遊撃手だけではなく、レフト、セカンドをこなし、随所に潜在能力の高さを発揮している。
千葉ロッテの藤原 恭大(大阪桐蔭出身)は石垣島のキャンプで豪快な本塁打を放つなど、鋭いヘッドスピードから繰り出される飛距離、打球速度は一軍レベル。あとはどれだけ結果を残せるか。
北海道日本ハムの吉田輝星(金足農出身)はオープン戦で1回無失点の好投を見せており、この時期でも140キロ後半の速球を投げ込んでおり、あとは限られた登板機会で結果を残せるか。柿木 蓮(大阪桐蔭出身)は二軍戦を中心に登板して、レベルアップを目指している。
東京ヤクルトの市川悠太(明徳義塾出身)は2月24日のオープン戦で登板し、1回無失点。昨季も二軍では19試合に登板し、防御率2.79と結果を残している。あとは好調時のピッチングがコンスタントにできる状態ならば一軍に絡んでいてもおかしくない。
埼玉西武ライオンズの渡邉勇太朗(浦和学院出身)は昨季二軍でも2試合登板にとどまったが、2月23日の阪神との練習試合で登板している。恵まれた体格から投げ下ろすストレートは素晴らしいものがあるだけに、この1年は二軍登板を増やしていきたい。
果たしてここからどれだけアピールできるか。予定通り開幕を迎えれば、3月20日。開幕一軍に名を連ねる2018年U18代表の選手は現れるのか注目していきたい。
(記事=河嶋宗一)
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