オリックスの今後を背負って立つ宜保翔(未来沖縄出身)!高卒2年目の新星が開幕1軍奪取となるか
仮契約時の宜保翔
パ・リーグを昨シーズン6位で終え、2014年からクライマックスシリーズ進出を逃しているオリックス・バファローズ。日本一も1996年が最後と苦しい時代が続くオリックスに期待の若手が輝き始めた。その選手が高卒2年目を迎えた宜保翔(未来沖縄出身)だ。
1日の日本ハム戦で1番ショートでスタメン出場。5回に向かえた第3打席、杉浦稔大から真ん中に入ってきたボールを右中間に運び二塁打。ここで勢いに乗ると、7回の第4打席も杉浦のインハイのボールを引っ張ってヒットをもぎ取り、マルチ安打を記録。これでオープン戦3試合に出場して6打数4安打と開幕1軍へ猛アピールが続く。
その宜保は未来沖縄から2018年のドラフトで5位指名を受けてオリックスへ。未来沖縄時代は塁間を3秒台で駆け抜ける俊足に、バットコントロールの良さを持った高い潜在能力を発揮し続けた。また、そのポテンシャルを活かしてショートとピッチャーの二刀流としてチームを牽引し、3年生の春には沖縄県大会を制覇。九州大会でも準決勝まで勝ち進む原動力となった。
最後の夏は4回戦で美来工科に延長14回までの激戦の末に敗れて甲子園出場はできなかったが、ルーキーイヤーの昨年はファームで規定打席に到達。ウエスタン・リーグ全体の13位に入る打率.227、打点20をマーク。1軍にも8試合出場して初ヒットを含む、6本のヒットを放った。
同期のドラフト1位・太田椋は怪我で離脱しており、先輩たちと開幕1軍を争う宜保。未来のオリックスを背負うニュースター候補が飛躍のきっかけを掴む1年とできるのか。今後の活躍も注目だ。
(文=田中 裕毅)
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