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オープン戦で順調な調整を見せた巨人・菅野智之(東海大相模出身) 分岐点となる2020年に再び“無双状態”を見せるか

2020.03.01

オープン戦で順調な調整を見せた巨人・菅野智之(東海大相模出身) 分岐点となる2020年に再び“無双状態”を見せるか | 高校野球ドットコム
菅野智之は今季に再び無双状態を見せるか?!

 29日、史上初めて無観客試合で行われたオープン戦で、巨人の菅野智之東海大相模出身)が自身6度目の開幕投手に向けて登板。5回を投げて51球で、4安打1失点と順調な仕上がりを披露した。

 今季初実戦だった23日の楽天とのオープン戦では3回を3安打1失点にまとめたが、首をかしげるシーンがあるなど決して本調子とは言えない投球だった。
 だが、この日は初回から直球がうねりを上げてヤクルト打線を圧倒。腕から始動する新フォームも体に馴染んできた様子で、最速も150キロを記録し、変化球にもキレがあった。歓声の無い異質な空間をもろともせず、無双状態だった2018年に近いピッチングを見せた。

 11勝6敗、防御率3.89だった昨季は、腰痛で3度の離脱を経験し、もどかしいシーズンを過ごした。だが、その悩みの種だった腰も順調に回復し、徐々に菅野本来の姿に戻りつつある。すでに3年連続6度目の開幕投手は通達済みで、あとは開幕に向けて気持ちを高めていくだけだ。

 昨年末にはメジャーリーグ挑戦の希望を明かし、球団内にもポスティングシステムを認める動きも実際にある。また2020年は東京五輪を控えており、菅野にとって大きな分岐点となるシーズンになるだろう。
まずは3月20日のDeNAとの開幕戦で、どんな投球を見せるか注目だ。

(文=栗崎 祐太朗

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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