杉谷拳士はスイッチヒッターを極められるか?スタメン奪取に向けて首脳陣へアピール!
杉谷 拳士選手(北海道日本ハムファイターズ)
29日は無観客試合の中であったが各地でオープン戦が行われ、[stadium]札幌ドーム[/stadium]で日本ハムがオリックスをサヨナラで下して、勢いを付けることが出来た。その勢いを与えた選手が、チームのムードメーカー・杉谷拳士(帝京出身)だ。
お正月の特番で世間にキャラクターが定着した杉谷。29日のオリックス戦では8回に渡邉諒の代走から出場し、9回に初打席を迎える。二死満塁で左打席に入った杉谷は、オリックスの5番手・澤田圭佑の2ボール1ストライクから4球目の真ん中のストレートをコンパクトに振り抜いた打球が右中間を切り裂き、試合を決めた。
その杉谷は今シーズンでプロ12年目と中堅の選手になった。ユーティリティープレーヤーとして、内外野問わずに試合に出場してファンを魅了するが、元々は右打者の杉谷。帝京高校時代、3年生の春に杉谷自ら直訴して左打席にも挑戦し始めたのが、両打ちの始まり。
高校から挑戦し始めた影響なのか、左打ちの方がデータでは苦手の傾向が出ていた。だが昨シーズンは、楽天戦で両打席からホームランを放つ活躍を見せている。両打席のホームランはプロ野球史上19人目、日本人だけであれば8人目。さらに言えば2打席連続は3人目という快挙を成し遂げ、左打席でも結果を出してきた。
ただ、29日の試合では後輩の渡邉がセカンドのスタメンで出場するなど、レギュラーの座は確約されていない。若手の競争を杉谷選手が勝ち抜くことが出来るのか、今後も注目だ。
(記事=田中 裕毅)
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