高校時代に甲子園や各地方大会で活躍を見せた選手の次の舞台は?!六大学や東都に進学する逸材たち!
武富 陸(日大藤沢)、飯塚 脩人(習志野)、菅原 謙伸(花咲徳栄)
2019年に高校野球を盛り上げてきた逸材選手たちの進路が続々発表されている。今回は大学野球界を引っ張る東京六大学野球や東都大学野球連盟加盟校に進学する主な逸材たちをピックアップ。まずは東京六大学野球だ。
<早稲田大学>
清水大成(履正社)
飯塚脩人(習志野)
熊田任洋(東邦)
野村健太(山梨学院)
<明治大学>
【投手】
村田賢一(春日部共栄)
石原勇輝(広島広陵)
森勝哉(広島広陵)
蒔田稔(九州学院)
渡部慎之介(桐蔭学園)
【捕手】
石崎聖太郎(春日部共栄)
菅原謙伸(花咲徳栄)
【内野手】
上田希由翔(愛産大三河)
大音壱汰(津田学園)
野波祐太郎(大垣日大)
堀内祐我(愛工大名電)
山崎大智(高知商)
【外野手】
斉藤勇人(常総学院)
西川黎(履正社)
<法政大学>
■投手
一柳 大地(星槎国際湘南)
尾﨑 完太(滋賀学園)
武冨 陸(日大藤沢)
西原 健太(札幌大谷)
塙 雄裕(常総学院)
山根 滉太(小松大谷)
■内野手
今泉 颯太(中京大中京)
内海 貴斗(横浜)
高原 侑希(福井工大福井)
真鍋 駿(広島商)
■外野手
伊藤 勝仁(常葉菊川)
浦 和博(鳴門)
福岡 大真(筑陽学園)
まず、ここ最近優勝から遠ざかっている早稲田大学は、豪華すぎる顔ぶれで、戦力を整えた。選抜準優勝習志野のエース飯塚 脩人、選抜優勝でU18代表にも選ばれた東邦・熊田 任洋、選手権優勝履正社のエース清水 大成、高校通算53本塁打の山梨学院・野村 健太と充実のラインナップだ。
次に19年ドラフトで1位森下 暢仁を輩出した明治大学は、甲子園出場経験者が約9割と逸材揃いだ。春日部共栄の村田 賢一は高校生でも上位に入る完成度の高さを持った先発型投手。広島の名門広島広陵高校から石原 勇輝、森 勝哉の2人が進学。
甲子園のフェアプレー弾で話題となった菅原 謙伸(花咲徳栄)も強肩強打の大型捕手だ。愛知産大三河の上田 希由翔は高校通算46本塁打で打撃技術はドラフト指名級。大学での活躍が期待される選手ばかりだ。
法政大学では推薦合格者が15名発表。合格者の中でナンバーワンの実戦投手は常時140キロ前後の速球、120キロ中盤のスライダーで勝負する左腕の日大藤沢・武富 陸だ。
さらに昨年の神宮大会優勝投手となった札幌大谷・西原 健太も進学。横浜のスラッガー内海 貴斗や昨年広島商を甲子園に返り咲かせた真鍋俊ら逸材が勢揃いだ。今年の六大学野球は一年生が多数出場する予感がある。
飯島 一徹(東農大三)、遠藤 慎也(京都翔英)、岩本 大地(石岡一)、柳本 康希(都立片倉)、神宮 隆太(西日本短大附)
次に東都大学野球連盟だ。進学者一覧は以下の通りだ。
<中央大学>
■投手
西舘勇陽(花巻東)
大栄陽斗(仙台育英)
岩本大地(石岡一)
石田裕太郎(静清)
■捕手
村田 凜(札幌第一)
高橋隆慶(明秀学園日立)
■内野手
渡辺直紀(福島商)
石井巧(作新学院)
中前祐也(浦和学院)
池本仁志(小山台)
<亜細亜大学>
■投手
草加勝(創志学園)
遠藤慎也(京都翔英)
鍵翔太(神戸国際大附)
市川大晴(常葉大橘)
坂本一樹(岩倉)
■捕手
小山翔暉(東海大菅生)
永尾 斗摩(尽誠学園)
■内野手
水谷留佳(沖縄尚学)
小室智希(聖光学院)
松浦隆己(神戸国際大附)
■外野手
右田稜真(二松学舎大付)
稲生賢二(愛工大名電)
古山 慎悟(東北)
天井一輝(広島商)
<駒沢大>
■投手
平賀 雄大(岡山理大附)
栗田 和斗(知徳)
米山 魁乙(昌平)
星野 恒太朗(福岡大大濠)
三浦 颯斗(八戸西)
■捕手
岩本 皓多(関西)
神宮 隆太(西日本短大附)
荻野 魁也(岩倉)
池上 歩(崇徳)
■内野手
藤原 涼雅(学法石川)
髙田 祐輝(倉敷工)
藤村 光政(京都外大西)
■外野手
大宮 昂汰郎(札幌第一)
尾崎 弘季(中京大中京)
今江 康介(東海大菅生)
各務 泰生(駒大苫小牧)
能仁 陸(広島工)
橋口 采生(日大豊山)
<拓殖大学>
阿部 颯太(健大高崎)
板倉 大和(日本ウェルネス筑北)
稲葉 魁晟(高朋)
井上 治樹(大手前高松)
岩崎 晃太郎(柳ヶ浦)
内囿 光大(平塚学園)
大城 虎太郎(杵築)
折田 玲(松山聖陵)
開地 剛大(宮崎日大)
柿澤 拓海(拓大一)
北村 修造(埼玉栄)
黒河 竜司(英明)
小越 岬輝(高松北)
児島 由伸(杵築)
高部 裕也(千葉経済大附)
竹花 裕人(鶴岡東)
古澤 怜大(明徳義塾)
松原 文汰(阪南大高)
柳本 康希(片倉)
山越 健司(千葉明徳)
和田 流希哉(常総学院)
<東農大>
■投手
飯島一徹(東農大三)
石森健大(東北)
髙野裕輝(大阪桐蔭)
小島拓也(藤代)
宮里優吾(岩倉)
林彪太郎(熊本工)
■捕手
青山典勢(熊本工)
18555(山村学園)
■内野手
井口 真之介(東農大三)
渋谷 嘉人(関東一)
中村 太陽(前橋育英)
平山 直之(専大松戸)
■外野手
大和 佑一郎(常磐大高)
森下 尋水(沖学園)
昨秋東都一部優勝の中央大の新入生13名の中には選抜で注目を集めた石岡一・岩本 大地、名門仙台育英の大栄 陽斗、花巻東の伝統の背番号17を背負い、のちにエースとしてチームを引っ張った西舘 勇陽、さらに野手では作新学院の石井 巧、習志野の根本 翔吾など甲子園で活躍した選手が多数。他の東都の大学には驚異的な新入生だろう。
亜細亜大学も誰もが知る名門校からの進学者が多数。創志学園から草加 勝が進学。西 純矢に次ぐ2番手投手だったが、最速146キロの速球を投げ込む右腕だ。大学ではエースの座を奪えるか。
140キロ後半の速球を投げ込む京都屈指の速球派右腕京都翔英の遠藤 慎也や、近畿大会で最速145キロをマークし、甲子園ベスト4の明石商を予選決勝で追い込んだ鍵 翔太など、多数の注目選手が進学。
東都大学野球一部リーグに所属する駒沢大には投手で注目なのは、栗田 和斗(知徳)と米山 魁乙(昌平)のプロ志望届け組だろう。栗田は恵まれた体格から振り下ろす速球は140キロ中盤を計測する右の本格派。スライダーの切れ味もよく、将来のエース候補だろう。
米山は出所が見にくいフォームから繰り出す140キロ前半のストレートは球速表示以上にキレがあり、軽々と空振りが奪える。カットボールの切れもよく、米山が憧れ、駒大の先輩である今永 昇太(横浜DeNA)のような投手になれるか。
捕手ではプロ志望届けを提出した神宮 隆太(西日本短大附)は高校通算26本塁打をマークする強肩強打の大型捕手。ポテンシャルは指名された捕手と比べても負けていない。また、荻野 魁也(岩倉)も長打力は高校生捕手トップクラスの長打力を誇る捕手だ。
東都二部リーグ優勝の拓殖大。新入生には実力派が多く名を連ねた。投手では、2年春に選抜を経験した黒河 竜司は最速143キロの速球を武器にする右の本格派。また右サイドから140キロ前後の速球、シンカーを武器にする山越 健司(千葉明徳)は甲子園出場がないものの、県内屈指のサイドハンドとして活躍した。
和田 流希哉(常総学院)もあまり登坂機会がなかったものの常時130キロ中盤の速球を武器にする。野手では、コンタクト力が高い好打者・古澤 怜大(明徳義塾)、甲子園でも本塁打を放った竹花 裕人(鶴岡東)の甲子園組に期待。そしてイチオシなのが、柳本 康希(都立片倉)だ。
東都三部から出直す東農大も飯島一徹(東農大三)を筆頭にプロ注目の好投手や、全国レベルの野手が揃い、三部チームが入る新入生のレベルではない。
これだけの逸材たちが関東に集結し、神宮を中心に白熱の戦いを4年間繰り広げると思うと、目が離すことができない。これからも彼らの活躍に期待したい。
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◆U18代表の飯塚 脩人(習志野)を筆頭に今年の早稲田大スポーツ推薦合格者4名の顔ぶれが豪華すぎる!!