オリックスの育成の星に!漆原大晟は持ち前のストレートで開幕1軍を掴めるのか
▲新潟明訓時代の漆原大晟
オリックス・バファローズに新たな戦力が加わった。
育成選手として1軍キャンプに参加していた背番号127番の漆原大晟が支配下登録を勝ち取った。背番号は65番に代わり、心機一転のスタートとなる。
新潟明訓時代は村山 賢人との2枚看板で新潟を勝ち抜くが、秋、春ともに飯塚悟史擁する日本文理の前に敗れ2季連続準優勝。最後の夏は準決勝で関根学園に敗れ甲子園に出場することはできなかった。
その後、新潟医療福祉大で腕を磨き、2018年の育成ドラフト1位でオリックスに入団。ルーキーイヤーとなる昨シーズン、2軍でクローザーとして活躍。39試合に登板して23セーブの結果を残し、今春は1軍キャンプに参加して支配下をつかみ取った。
漆原の特徴は角度のあるストレート。あまり低く沈み込むことなく、身長182センチの高さを活かした投球フォームからスピンの利いたストレートが投げ込まれる。このボールに対して、シート打撃で対戦した野手陣がフライに抑えられるシーンを多く見受けられた。
また縦の変化球も落差があり、新潟明訓時代からの武器を大学、プロのステージで磨いてきたのがみてわかる。
昨年、チームの防御率は4.05と埼玉西武ライオンズに次ぐ成績に終わった。オリックス投手陣の救世主となるのか、そして育成の星としてパ・リーグで旋風を巻き起こすのか。漆原の今後に注目だ。
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