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神ドラフトの予感!巨人の2018年ドラフトは上位~育成までトッププロスペクトが続出!

2020.02.17

神ドラフトの予感!巨人の2018年ドラフトは上位~育成までトッププロスペクトが続出! | 高校野球ドットコム
戸郷翔征(聖心ウルスラ出身)

 セ・リーグ連覇の巨人。2018年のドラフトを振り返ると、改めてトッププロスペクトが非常に多く、かなり優秀なドラフトになる予感がある。

 まず最速152キロ左腕の1位・高橋 優貴東海大菅生–八戸学院大)は1年目から5勝7敗。91回を投げ、87奪三振と大卒左腕として及第点ともいえる数字を残した。ここまで順調に仕上がっており、16日の横浜DeNA戦では3回2失点5奪三振の力投を見せた。

 支配下登録選手の中で最も抜け出したのは6位の戸郷翔征聖心ウルスラ)だろう。ファームでは11試合を投げ、4勝1敗、42回を投げ44奪三振、防御率3.00。そして一軍デビューして、2試合を投げ、1勝0敗、防御率2.08。8.2回を投げ、11奪三振と投球回以上に三振を奪っている能力が素晴らしい。最速150キロ中盤まで伸ばした剛速球、140キロ前後の高速変化球とポテンシャルはドラフト6位とは思えない。この1年はさらにスター投手へ飛躍するために大事な1年になるだろう。

 この2人に並ぶ選手が育成枠から出てくるのがこの年のドラフトの面白いところで、3人目は山下航汰健大高崎出身)である。育成選手ながら三軍を飛び越えて、二軍で実績を残し、7月5日に支配下選手登録。最終的に90試合に出場し、打率.332、7本塁打、40打点と首位打者を獲得。一軍にも12試合に出場し、2安打を記録した。現在はリハビリ組だが、いずれ出てくる存在に違いない。

 そして山下に続く2人目の育成枠からの支配下選手登録になりそうなのが、沼田翔平旭川大高出身)だ。昨シーズンの二軍戦登板はわずか3試合。しかしキャンプで精力的にアピールを続け、一軍キャンプをつかむと、16日の横浜DeNA戦では1回無失点の好投。140キロ前半の速球とキレのあるスライダーを低めに投げ分ける投球は再現性が高く、育成投手の中では群を抜いている。投げっぷりもよく、順調にいけば支配下選手登録される可能性は十分にあるだろう。

育成出身から2人も出てくる巨人の育成力は侮れない。

 他では1年目はケガがあったものの、2位の増田陸明秀日立出身)はアジアウインターリーグでも特大弾を放っている。

 3年目の直江大輔松商学園出身)は阿部慎之助二軍監督から叱咤激励をされながら自慢のストレートを磨きにかけている。191センチの大型三塁手・松井義弥折尾愛真出身)は二軍、三軍合わせて3本塁打だが、豪快な本塁打は大きな可能性を感じさせる。他では切れのある快速球を投げる育成2位・平井快青岐阜第一出身)、ショートの守備力は高く評価されている育成4位の黒田響生敦賀気比出身)も面白い存在だ。

 果たして2年目を迎える2018年ドラフト指名選手たちはさらにステップアップできるか注目だ。

河嶋 宗一

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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