開幕ローテーションへ!2020年の櫻井周斗は一味違うところを見せられるか?
日大三時代の櫻井周斗
高卒3年目を迎えた横浜DeNAベイスターズの櫻井周斗。16日、ジャイアンツ戦に先発して初回は坂本勇人、丸佳浩らを抑えて上々の立ち上がりを見せる。2回に岡本和真らの連打で二死二、三塁までピンチを招くも石川慎吾を打ち取り、被安打2、奪三振1、無失点と結果を残してマウンドを降りた。
その櫻井は日大三時代の投球フォームに比べると、軸足をあまり折らずに角度を付けたボールを投げるようになった。また、ゆっくりと重心移動を行い、着地と同時に一気に回転するようにしているのも日大三時代とは違う。フォーム全体も力強さが増したように見え、2年間着実に練習を積んできたことがわかる。
また、投球内容も高校時代から変化している。
日大三時代は清宮幸太郎(北海道日本ハムファイターズ)から5三振奪った切れ味鋭いスライダーが印象深いが、16日のジャイアンツ戦では丸に投げた2球のみ。その代わり、カットボールを多投してジャイアンツ打線を封じ込めた。
2019年は初登板含む14試合に登板して防御率4.86だった櫻井。まずは開幕1軍のローテーション入りへ首脳陣にアピールすることが出来たが、ここからどんな投球をするのか。そして2020年は日大三時代とは違った、新たな一面を見せてくれるのか。プロ初勝利を目指す背番号41の3年目に注目だ。
(記事=田中 裕毅)
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