「第29回高知県高野連駅伝大会」開催 明徳義塾が11年ぶり制覇!
1時間24分13秒で優勝した明徳義塾Aアンカー玉城 琉(2年)
2020年2月11日(火・祝)「第29回高知県高野連駅伝大会」が、高知県高知市の鏡川緑地公園周回コース(新月橋~紅葉橋間の約3キロ×9区間)で開催された。
過去には明徳義塾・伊藤 光(現:横浜DeNAベイスターズ)、明徳義塾・石橋 良太(現:東北楽天ゴールデンイーグルス)、高知・和田 恋(現:東北楽天ゴールデンイーグルス)、明徳義塾・西浦 颯大(現:オリックス・バファローズ)など多くのNPB選手たちも駆けた経験を持ち、高知県高校野球界にとって「2月11日」の恒例行事となっている「高校球児の駅伝大会」。
今大会では22校28チーム(うち明徳義塾・岡豊・高知・高知工・高知商・土佐はAとBの2チーム。高知海洋は2区、高知丸の内は3区、高知東・伊野商は8区までのオープン参加)の1・2年生選手・計237名が参加する近年では最大規模の大会に。さらに近年は高知の独壇場だった戦力構図にも大きな変化が生じた。
まず1区では高知東工・篠田 啓斗(2年・投手)が全体記録でもトップとなる8分50秒で1位リレーし、チームとしても5区まで5位以内をキープ(最終的には9位)。2区~4区までは「山ばかりの環境だし、この冬もよく走ってきた。長距離を走れる選手も3人ほどいる」と岩崎 智久部長・横川 恒雄監督が話していた梼原が1位をキープし、総合順位でも6位に入る大健闘を見せている。
そして、最終的な主役はグラウンド内同様このチームに。明徳義塾Aは4区まで6位以内をキープすると5区・日野 憲真(2年・外野手)の区間2位(9分06秒)の好走で一気にトップ争いへ。最後は15秒差でトップを引き継いだアンカー・玉城 琉(2年・外野手)「みんながつないでくれたタスキなので一生懸命走ることを心がけて」総合タイム1時間24分12秒・2位に1分17秒の大差をつけて石橋 良太の2年時・2009年以来、実に11年ぶりの優勝。2年ぶり19回目のセンバツ出場へ向け、これ以上ない弾みをつけた。
なお、2位には4区から9区までの6名が区間3位以内に入った土佐B(総合タイム1時間25分29秒)。3位には森木 大智(1年・投手)がアンカーを走った高知B(総合タイム1時間26分44秒)。4位にはグラウンド内同様、粘りの走りを見せた高知追手前(総合タイム1時間27分4秒)。5位には岡豊A(総合タイム1時間27分17秒)となっている。
(記事・映像撮影=寺下友徳)
関連記事
◆新入団選手発表時の佐々木朗希のコメント⇒伊良部以来の剛腕投手・佐々木朗希(大船渡)。計画的な道のりで世界へ羽ばたく剛腕になれるか
◆1軍抜擢の高卒1、2年目選手は?⇒佐々木朗希、黒川史陽、小園海斗…高卒2年目までの若手で一軍に抜擢されたのは?
◆プロ野球キャンプ 今年は全球団TVで見れる!