未来のスター選手がズラリ!高校時代スター選手だったヤングジャイアンツたち
直江大輔投手
宮崎県宮崎市にある[stadium]KIRISHIMAサンマリンスタジアム[/stadium]でキャンプを行っているジャイアンツ。13日まではチーム全員が宮崎でキャンプを行うため、1軍から3軍の選手まで一挙に見ることが出来る。岡本和真や小林誠司などのチームの顔となる選手たちのプレーを見て学ぶことも多いが、ネクストブレークの可能性を秘めた2軍のヤングジャイアンツの存在を忘れてはならない。
まずは投手陣、春夏連覇を達成した大阪桐蔭から入団した2年目の大型左腕・横川凱。そして二松学舎大附出身の大江竜聖に、青森山田出身で4年目の速球派右腕・堀岡隼人。さらにルーキーイヤーとなるドラフト1位・堀田賢慎やJR東日本からの即戦力右腕・太田龍がいる。
なかでも7日にブルペン入りした松商学園の2年目右腕・直江大輔、そして前橋商の井上温大は良いボールを投げ込んでいた。
直江は杉内俊哉コーチらの指導を受けつつ、途中でS班の亀井善行に打席からボールを見られながらも淡々とボールを投げ込んだ。ストレートには勢いがあり、室内の木の花ドームにミットの乾いた音が響き渡った。昨年はイースタンで3試合の登板に終わったが、まだ2年目と将来性はある。同期で1軍の舞台に上がった戸郷翔征に追いつくきっかけを掴む1年としたい。
また井上もキャッチャー・山瀬慎之助を相手にインハイへのコントロールを意識したピッチングを見せた。身長は175センチと周りの選手と比較するとスケールが物足りないが、それを補う洗練された投球フォームから良いボールを投げ込んでいた。こちらも今後の成長が楽しみなピッチャーだ。
即戦力候補・太田は立ち投げだけの登板だったが、着実に調整を進めているのが印象的だった。しかし身長190センチ94キロと大きな体からはどこか落ち着いた雰囲気を感じさせる。1軍デビューがいつになるのか、楽しみだ。
そして野手では奥川恭伸とバッテリーを組んだ山瀬。憧れの阿部慎之助2軍監督の下、先輩捕手と切磋琢磨するが、持ち前の強肩で存在感を放った。7日のキャンプでは低めのボールのキャッチングの練習をするなど、キャッチングを磨いている様子。今後はどんな捕手となるのか。
また野手には常総学院の大砲・菊田拡和、2年目を迎えた急成長株・14039、折尾愛真出身の和製大砲・松井義弥。そして強打の明秀日立で主将を務めた13702が2軍で研鑽を続けている。
菊田と松井は個別メニューでともにノックを受け、増田はバッティングをするなど、高校野球を沸かせてきたヤングジャイアンツが虎視眈々と1軍デビューを狙う。果たしてどの選手がいち早く1軍デビューを果たすのか、高校野球で華々しい活躍を見せた期待の若手たちに注目だ。
(記事=編集部)