種市篤暉に山本由伸、2016年ドラフト下位指名から飛躍しているのは?

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   
2020.02.04

高校時代の山本 由伸(オリックス)

 2月1日からプロ野球12球団が沖縄、宮崎の両県で春季キャンプを開始した。調整を任されているベテランの主力、昨年のドラフトで指名されたルーキー、そして今シーズンの飛躍を目指す若手の有望株たちが一堂に会し、開幕へ向け汗を流している。

 そんななか、石垣島でキャンプを行っているロッテの種市 篤暉がブルペン投球を行った。昨シーズンの種市は規定投球回にこそ届かなかったが、自己最多の26試合(116.2回)を投げ、8勝2敗、2ホールド、防御率3.24と堂々の成績を残している。

 その活躍が認められ、今シーズンからは背番号「16」を与えられた。今シーズン、もう一段エースへの階段をのぼることができるか、注目が集まっている。

 そんな種市は2016年ドラフト6位で八戸工大一高から入団した高卒4年目。このドラフトを振り返ってみると、下位指名の高卒投手たちがすでに結果を残しつつある。その代表的な存在が、山本 由伸(オリックス4位/都城高校)である。

 山本は2年目となる2018年にセットアッパーとして開花すると、昨シーズンは先発に転向し最優秀防御率のタイトルを獲得し日本代表にも選出された。今年は背番号「18」を与えられ、まさにエースへの道をひた走っている。

 藤嶋 健人(中日5位/東邦高校)もそうだ。藤嶋は打撃にも優れており、打者転向の声もあったが投手を希望。1年目から二軍で研鑽を積み、プロ入り2年目の2018年に一軍デビューを果たすと19試合で3勝1敗、防御率3.66とまずまずの成績を残す。

 昨シーズンはキャンプイン直前に血行障害の疑いが発覚し、開幕から出遅れ。しかし、初登板から21試合連続無失点を含む、32試合で防御率2.48とさらに成績はさらに良化。今シーズンはセットアッパー候補として北谷での一軍キャンプスタートとなっている。

 その他にもアドゥワ 誠(広島5位/松山聖陵高校)、榊原 翼(オリックス育成2位/浦和学院高校)らもすでに主力となりつつある。

 ドラフト4位以下の指名でも、わずか3年で結果を残す可能性は十分にあることがよくわかる。とはいえ、今年も同じように活躍できる保証はどこにもない。この春季キャンプで体を仕上げ、4年目のさらなる飛躍となることを期待したい。

[2016年ドラフト会議で4位指名以下の高卒投手]
※所属は当時
山本 由伸(オリックス4位/都城高校)
根本 薫(オリックス9位/霞ヶ浦高校)
榊原 翼(オリックス育成2位/浦和学院高校)
藤嶋 健人(中日5位/東邦高校)
野元 浩輝(楽天7位/佐世保工業高校)
千葉 耕太(楽天育成1位/花巻東高校)
濱地 真澄(阪神4位/福岡大大濠高校)
種市 篤暉(ロッテ6位/八戸工大一高)
京山 将弥(DeNA4位/近江高校)
長谷川 宙輝(ソフトバンク育成2位/聖徳学園高校)
髙田 萌生(巨人5位/創志学園高校)
大江 竜聖(巨人6位/二松学舎大附属高校)
堀岡 隼人(巨人育成7位/青森山田高校)
高山 優希(日本ハム5位/大阪桐蔭高校)
アドゥワ 誠(広島5位/松山聖陵高校)
長井 良太(広島6位/つくば秀英高校)

(文=勝田 聡)


関連記事
オリックス・バファローズ平井 正史一軍投手コーチ 四国高校野球指導者たちに『山本 由伸育成メソッド』を伝授
球界を席巻しつつある若手スターは1994年世代から始まった【後編】
二木、種市の道に続け。一軍キャンプに抜擢された古谷拓郎と土居豪人はロッテ伝統の高卒下位指名投手の大出世はなるか?

【関連記事】
ドラフト5位からの逆襲!中日・藤嶋健人(東邦出身)が同世代の投手を追い抜く活躍を見せる理由とは 【ニュース - 高校野球関連】
山本由伸(オリックス)がシート打撃で最速154キロ!格の違いを見せつける! 【ニュース - 高校野球関連】
第2回 愛媛県高校野球3大ニュース 混沌の先に見える一筋の光【愛媛の高校野球】
第10回 沖縄で着実に受け継がれる甲子園のDNA【沖縄の高校野球】
新田vs松山聖陵【愛媛県 2019年秋の大会 愛媛県秋季大会中予地区予選】
松山聖陵vs小松【愛媛県 2019年夏の大会 第101回選手権愛媛大会】
第934回 春夏連続・松山聖陵か?今治西復権か?それとも済美3連覇か? 急成長選手多き愛媛、大混戦大会到来【愛媛大会展望】【大会展望・総括コラム】
第900回 【春季四国大会総括】夏の準備は、できているか?【大会展望・総括コラム】
明徳義塾vs松山聖陵【2019年春の大会 第72回春季四国地区高等学校野球大会】
松山聖陵vs四学大香川西【2019年春の大会 第72回春季四国地区高等学校野球大会】
第893回 「令和最初」の地区王者目指し 坊っちゃんスタジアムが熱く燃える!【大会展望・総括コラム】
大分vs松山聖陵【第91回選抜高等学校野球大会】
第358回 東邦高等学校 藤嶋 健人投手「最高の仲間とともに全国制覇へ」 【2016年インタビュー】
第337回 東邦高等学校 松山 仁彦選手「スケール感ならば藤嶋に負けない剛腕左腕!」 【2015年インタビュー】
第334回 秀岳館高等学校 九鬼隆平選手「借りはセンバツで返す」 【2015年インタビュー】
第14回 甲子園総括コラム ~選手から振り返る 第96回全国高校野球選手権大会~ 【2014年選手権大会】
アドゥワ 誠(松山聖陵) 【選手名鑑】
榊原 翼(浦和学院) 【選手名鑑】
種市 篤暉(八戸工大一) 【選手名鑑】
藤嶋 健人(東邦) 【選手名鑑】
山本 由伸(都城) 【選手名鑑】
松山聖陵 【高校別データ】

コメントを投稿する

前の記事:
千葉大会組み合わせ決定!習志野、専大松戸らAシードの初戦は?
最新ニューストップに戻る サイトトップに戻る