ロッテ・横山陸人は高卒ながら一軍キャンプで濃密な経験 ネットスロー再開の奥川へのリベンジに燃える!
入団会見での横山陸人(千葉ロッテマリーンズ)
最速148キロサイドハンドとして、千葉ロッテマリーンズにドラフト4位で指名を受けた横山陸人(専大松戸)。サイドハンドから強いボールを投げることができるだけでなく、スライダーの切れや果敢にインサイドを攻める度胸など、将来性も高く評価されている。
そんな横山が、プロの舞台で対戦を望んでいるのが、ドラフト1位でヤクルトスワローズに入団した奥川恭伸だ。
因縁は、2016年の第38回全国中学校軟式野球大会に遡る。
東京・上一色中の投手として決勝戦の先発マウンドに立った横山は、石川・宇ノ気中のエースだった奥川と投げ合った。横山は4回2失点でマウンドを降り、結果は2対1で宇ノ気中が優勝。奥川の投球の前に、上一色中は涙を飲んだ。
高校時代は雪辱の機会は無かったが、プロの舞台でチャンスが巡ってくることは大いにありえる。昨年12月の新入団会見でも「中学時代に戦ったときは負けているので、その悔しさをプロで晴らせるように頑張りたい」と意気込みを口にした。
キャンプでは高卒ながら1軍に合流するなど、早くもトップレベルの選手を間近で感じる機会を得ている横山。そしてライバル視する奥川も、3日に1月14日以来の投球となるネットスローを再開して少しずつ調整を進めている。
2016年夏以来となる再戦は、いつ実現するだろうか。
横山のこれからの成長に注目だ。
(記事=栗崎 祐太朗)
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