甲子園出場経験者は約9割!春日部共栄・村田、愛産大三河・上田など明治大合格者14名は逸材揃い
上田 希由翔(愛知産大三河)
昨年、大学野球選手権を制した明治大学の推薦合格者の顔ぶれを発表した。合格者は14名だが、なんと12名が甲子園出場者だろう。
【投手】
村田賢一(春日部共栄)
石原勇輝(広島広陵)
森勝哉(広島広陵)
蒔田稔(九州学院)
渡部慎之介(桐蔭学園)
【捕手】
石崎聖太郎(春日部共栄)
菅原謙伸(花咲徳栄)
【内野手】
上田希由翔(愛産大三河)
大音壱汰(津田学園)
野波祐太郎(大垣日大)
堀内祐我(愛工大名電)
山崎大智(高知商)
【外野手】
斉藤勇人(常総学院)
西川黎(履正社)
率直に見て、この14人は卒業後も全員が硬式野球、もしくは強豪軟式を継続できる人材ではないかと評価をしている。
まず投手では、村田賢一(春日部共栄)は高校生でも上位に入る完成度の高さを持った先発型投手。切れの良い140キロ前後の速球、多彩な変化球を操る術は即戦力級。石原勇輝(広島広陵)は、140キロ前後の速球と角度のあるカーブを投げる左の本格派。森勝哉(広島広陵)も140キロを超える速球を投げ込む左腕。蒔田稔(九州学院)は甲子園出場はないものの、140キロ前後の速球とキレのある変化球を制球力よく投げ分ける投球術は全国レベル。投手としての実力は村田と変わりない。渡部慎之介(桐蔭学園)も130キロ台だが、大化けに期待がかかる大型左腕。左腕投手が3人もいるのは興味深い。
捕手は埼玉組の2人。石崎聖太郎(春日部共栄)はプロ野球選手の打撃フォームを参考に、高度な打撃技術と1.9秒台のスローイングで勝負する全国レベルの捕手。甲子園のフェアプレー弾で話題となった菅原謙伸(花咲徳栄)も強肩強打の大型捕手だ。
内野手は高校通算46本塁打のスラッガー・上田希由翔(愛産大三河)の打撃技術はドラフト指名級。木製バットの対応力も高く、下級生からレギュラーを狙っていきたい。俊足好打のセカンド・大音壱汰(津田学園)など全国を経験した内野手が多く、非常に楽しみだ。
外野手は斉藤勇人(常総学院)は本塁打量産も期待できるスラッガー。この4年間で高い身体能力を生かす技術を身に着けたい。甲子園で数多くの好投手を打ち崩してきた打撃を見せてきた西川黎(履正社)も高校時代同様、渋い活躍を見せてくれそう。
改めて甲子園出場経験者が14人中、12人と約9割近く。ぜひ4年後も選手として残り、選手として野球を続けられるだけの技量、姿勢を持った選手になることを期待したい。
(記事=河嶋 宗一)
関連記事
◆立教大の16勝左腕・田中は大阪ガスへ!両投げ投手・赤塚は海外留学、元浦学エース・江口はJALへ
◆駒大卒部生の進路を公開!U18代表・上野は三菱日立パワーシステムズ、甲子園出場の小川(近江出身)は永平寺へ
◆U18代表の飯塚 脩人(習志野)を筆頭に今年の早稲田大スポーツ推薦合格者4名の顔ぶれが豪華すぎる!!