神宮大会優勝・中京大中京、エース・高橋宏斗を筆頭に仕上がりは順調!
高橋宏斗(中京大中京)
2010年以来となる10年ぶり31回目の選抜甲子園出場を果たし、優勝候補に挙げられる中京大中京。
昨秋、明治神宮大会初優勝を決め、中京大中京を主体とした愛知県高校野球選抜チームが結成され、12月22日~29日にかけて台湾遠征を行い、計3試合を経験を実施した。
高橋源一郎監督はこの遠征は実りあるものだったと振り返る。
「多くのチームがトレーニングをする中、12月に公式戦を行い、実戦感覚をあまり失わせずにチーム作りができたのは大きかったです。1月以降はトレーニング時期に移行し、選手たちの体づくりもしっかりとできました」
選手自身も手ごたえを感じており、エース・高橋宏斗は1月の練習中で最速150キロを計測。体づくりだけではなく、1時間半の登校時間で、調子が良いときと打たれた時の投球フォームを比較したり、千賀滉大投手(福岡ソフトバンク)の映像をみながら、安定したフォームを追求した結果がスピードアップにつながっている。さらに変化球の精度についても、明治神宮大会よりも精度が上がっており、本番へ向けて手ごたえを感じている。
主将の印出太一は「一体感を感じますし、選抜出場が決まり、さらに引き締まってきました」とチームの結束は高まってきている。
来る選抜へ向けてチームを一体化にさせるために、中京大中京は本日(31日)から校内合宿を始める。この合宿は一夜漬けの猛練習をするものではなく、練習時間は通常通りで3時間程度。部員全員と高橋監督が学校の施設で寝食、風呂をともにして、チームメイトの素顔を知りながら結束を深める。この合宿は毎年3月に開催されており、選抜出場が決まり、前倒しをして、この1月31日から2月にかけて行う。
高橋監督はこの合宿を通して、さらに高みを目指している。
「多くの選手に競争心が出てきましたが、これで満足せず、まだまだという気持ちをもってほしいと思います」
2月以降は紅白戦を行うなど実戦練習の割合を増やし、さらに3月8日には対外試合を迎え、ベンチ入り選手を決める予定だ。
(文=河嶋 宗一)
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