愛媛マンダリンパイレーツ チームOBの縁をたどり狙うは「5年ぶり独立リーグ日本一」と「9年ぶりNPBドラフト指名」
薬師神 績社長と河原 純一監督を囲む愛媛マンダリンパイレーツ新入団選手会見参加の14名
1月28日・四国アイランドリーグplus所属の愛媛マンダリンパイレーツは、愛媛県松山市の球団事務所において「2020シーズン新入団選手合同会見」を開催。この日は都合により欠席となった潤米浩介(捕手・東海大市原望洋~国際武道大<途中退部>・21歳)を除く14選手(投手7名・内野手3名・外野手4名)が意気込みを述べた。
「NPBスカウトの目に留まる、脚が速い、球が速い選手を重要視して獲得した」と就任4ね年目を迎える河原純一監督(元読売ジャイアンツなど)も会見で語ったように、今年の入団選手は関西学院大3年秋・4年春に一塁手で関西学生リーグベストナインを獲得。スイングスピード150キロの髙尾浩平(22歳・181センチ104キロ・右投左打)や特徴のある選手が集うことに。
また、今年はチームOBとの縁がある選手も目に付いた。例えば「最速143キロのまっスラが武器」な上江洌 大和(右投右打・22歳・175センチ80キロ)と桐生第一(群馬)では2014年センバツベスト8経験を持つ上野 恭凪(右投左打・22歳・167センチ67キロ)はいずれも藤澤亨明(今年より埼玉西武ライオンズブルペン捕手)の出身・松本大出身。
最速146キロ右腕の菅原 誠也(右投左打・21歳・177センチ81キロ)と50メートル走5秒8の外野手・米凌我(右投左打・22歳・172センチ68キロ)は愛媛マンダリンパイレーツのコーチを務めた森山一人監督と愛媛マンダリンパイレーツの主将・捕手だった鶴田都貴がバッテリーコーチを務める長崎国際大出身。
そして「50メートル走は6秒1、セーフティーバントも得意」と意気込む福山 智己(外野手・左投左打・18歳・170センチ62キロ)は「1年秋はエースナンバーだったが、足も速いし、龍谷大平安の投手から放り込めるパンチ力もある」愛媛マンダリンパイレーツOB・寺嶋祐介監督が率いる北大津(滋賀)から独立リーグへの道を志した。
そんな球団が目指すのは薬師神 績社長も宣言した2016年以来4年ぶりの「四国アイランドリーグplus総合優勝」と2015年以来5年ぶりの「独立リーグ日本一」。そして2011年・土田瑞起投手が読売ジャイアンツ育成2位指名(その後2014年3月に支配下登録・一軍30試合登板2勝0敗1セーブで2017年限りで引退)を受けて以来、9年ぶりの「NPBドラフト指名」。
「そのためにも前期で優勝を狙う」(薬師神社長)べく、チームは真山勝範(内野手・3年目・25歳)をキャプテン、中西雄大(外野手・3年目・24歳)、長島知輝(投手・4年目・21歳)を副キャプテンに据え、投手12名・捕手3名・内野手7名・外野手6名の計28人体制で2月3日(月)の合同自主トレーニング開始から戦いの準備にかかる。
(文=寺下友徳)
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