黒川史陽が唯一の1軍スタート!昨春の選抜を盛り上げた高卒ルーキーたち【パ・リーグ】
唯一の1軍キャンプスタートとなった黒川史陽(智辯和歌山)
2月のキャンプインまであと僅かとなり、各球団が現地入りし始めている。1年目を迎えるルーキーにとって初めてのキャンプとなるが、その中でも昨春の選抜に出場した選手たちの活躍を振り返ってみたい。セ・リーグに続き、今回はパ・リーグを見てみたい。
【オリックス】
・前佑囲斗(津田学園):2軍
龍谷大平安戦:11回 被安打4 奪三振6 与四死球5 失点2
・平野大和(日章学園):2軍
習志野戦:4打数 1安打 0打点
【日本ハム】
該当者なし
【千葉ロッテ】
該当者なし
【東北楽天】
・黒川史陽(智辯和歌山):1軍
熊本西戦:6打数 2安打 2打点
啓新戦:5打数 2安打 0打点
明石商戦:5打数 2安打 1打点
・水上桂(明石商):2軍
国士舘戦:4打数 1安打 1打点
大分戦:3打数 2安打 0打点
智辯和歌山戦:4打数 2安打 0打点
東邦戦:4打数 0安打 0打点
・江川侑斗(大分):2軍
松山聖陵戦:4打数 1安打 0打点
明石商戦:3打数 1安打 0打点
【福岡ソフトバンク】
・伊藤大将(八戸学院光星):2軍
広島広陵戦:3打数 0安打 0打点
【埼玉西武】
該当者なし
昨春の選抜出場者で12球団唯一の1軍スタートとなった黒川史陽。最終的には5季連続で甲子園に出場した黒川は、選抜ではトータル16打数6安打3打点の活躍で、チームの8強入りに貢献した。
その黒川のチームメイトの水上と江川はともに2軍スタート。水上はバッティングでは大きな結果を残せていないが、捕手として中森俊介ら投手陣を牽引し、4強入りに大きく貢献した。また、江川は巧みなリードを駆使してエース・長尾 凌我を引っ張る、クレバーなプレーを見せた。
また昨春の選抜で一気にブレークしたのが、津田学園の前は2軍スタート。初戦の龍谷大平安に延長11回の末に敗れたが、伸びのあるストレートを武器に近畿王者と互角の戦いを演じた。その前とともに2軍スタートとなった平野は、初の選抜に出場した日章学園の4番を務めた。
そして3年連続日本一の福岡ソフトバンクの伊藤も2軍からのスタート。広島広陵戦では1番に座ったが、ヒットを打つことはできずに初戦で姿を消している。
黒川の1軍キャンプスタートとなったが、先輩たちにどこまで食らいつくことが出来るのか。また、他の選手たちも2軍でアピールして、キャンプ中に1軍昇格となるのか。初のキャンプでの選手たちの頑張りに期待をしたい。
(文=田中 裕毅)
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