際立つ近年の星稜OBたち センバツ出場校出身の現役NPBプレーヤーは?【北信越編】
星稜OBの中でも奥川恭伸に懸かる期待は特に大きい
1月24日に今春のセンバツに出場する32校が発表された。その32校を地区ごとにわけ、各校のOBにどれだけの現役NPBプレーヤーがいるのかを確認していきたい。今回北信越地区だ。
秋季北信越大会の上位2校が順当に春のセンバツに出場する。そんな同大会では星稜(石川1位)が優勝した。今さら説明するまでもないが、同校はMLBでも活躍した松井秀喜氏(元巨人ほか)や「スピードガンの申し子」と称された小松辰雄氏(元中日)といったビッグネームを輩出している名門校だ。
現役選手では島内宏明(楽天)がレギュラー格として結果を残している。島内は明治大学を経て2011年ドラフト6位でプロ入り。6年目となる2017年に全試合に出場し、初めて規定打席に到達した。そこからは3年連続で規定打席到達だけでなく、2桁本塁打も記録し主軸選手に成長している。
打者では北村拓己(巨人)もいる。今年は、原辰徳監督からも一塁のポジションを争うひとりとして名前を挙げられており期待値は高い。3年目の開花を狙う。
投手陣では岩下大輝(ロッテ)の成長が著しい。昨シーズンは試合中のアクシデントがあり、離脱する期間もあったが、21試合(96.1回)を投げ5勝をマークした。今シーズンは先発ローテーション入りを期待されている。高木京介(巨人)も中継ぎとして昨シーズン55試合に登板し、優勝に貢献した。
昨秋のドラフト会議では、奥川恭伸(ヤクルト)と山瀬慎之介(巨人)のふたりが指名を受けた。これで現役NPBプレーヤーは6人となる。
北信越大会で準優勝に輝いたのは、日本航空石川(石川2位)だった。同校のOBでは角中勝也(ロッテ)が現役でプレーしている。2012年、2016年と首位打者を2度獲得しているバットマンだが、ここ数年は打率3割を下回っており苦しんでいる。福田秀平の加入で激しくなった外野争いを勝ち抜き、レギュラーを死守できるかに注目だ。
【北信越・現役NPBプレーヤー】
・星稜(石川/3年連続14回目)
奥川恭伸(ヤクルト)
山瀬慎之介(巨人)
北村拓己(巨人)
岩下大輝(ロッテ)
高木京介(巨人)
島内宏明(楽天)
(文=勝田 聡)
関連記事
◆特設サイトはこちら⇒選抜2020特設サイト
◆選抜に出場する32校をチェックする⇒明石商や花咲徳栄などが選出!