増井、鈴木博、杉山の静岡出身の剛速球右腕トリオたちの活躍に期待!
左から増井 浩俊、杉山一樹
静岡県出身のプロ野球選手は関東・大阪と比べるとあまり話題にならないが、ポテンシャルが高い投手が多い。特に剛速球投手が多い印象だ。今回は静岡県出身で、静岡の高校を出た剛腕投手3名を紹介したい。
プロでも実績を残した剛腕投手といえば、オリックスの増井 浩俊(静岡高校出身)だろう。高校卒業後、駒大、東芝を経て、北海道日本ハム入り。プロ2年目の2011年に56試合に登板し、34ホールドをマーク。2014年からクローザーに転向。2015年には39セーブを挙げ、現在、36勝37敗163セーブ、152ホールドとリリーフのスペシャリストへ成長した。増井の魅力といえば、なんといっても伸びのあるストレート。投球回を上回る奪三振を記録したのが6シーズン。静岡出身では、東北楽天の右アンダースロー・牧田和久(静清工出身)に並ぶ大投手となった。
2人目は中日の鈴木 博志(磐田東出身)だ。磐田東時代は140キロの速球を投げる好右腕だったが、ヤマハの3年間で球速を大きく高め、157キロ右腕へ成長。2017年のドラフトで中日1位指名を受けると、1年目から53試合に登板。2年目は25試合登板に終わったが、まだ伸び盛りの速球派右腕。期待がかかる。
3人目は福岡ソフトバンクの杉山一樹(駿河総合出身)。高校時代から速球は右腕として注目された右腕は最速153キロ右腕へ成長。福岡ソフトバンクから2位指名を受けた。一軍登板はわずか2試合に終わったが、192センチの長身から繰り出す最速157キロのストレート、曲がりが鋭いスライダー、カーブ、フォークといずれも精度が抜群。1月ではエース・千賀滉大(蒲郡出身)と自主トレを行い、素質の高さは絶賛を受けている。
3人とも飛躍なるか。2020年の活躍を注目していきたい。
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