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東京五輪に沸く2020年!1964年の東京五輪開催時に躍進した高校は?

2020.01.20

東京五輪に沸く2020年!1964年の東京五輪開催時に躍進した高校は? | 高校野球ドットコム
現在の高知の注目投手・森木大智

 2020年は東京五輪でスポーツ界は大きく賑わっている。連日各スポーツ界の一流選手の試合結果が報道されている。野球界も東京五輪に合わせて日程が大きく変わっている異例なシーズンとなりそうだ。そんな東京五輪は1964年にも開催されたが、その年の高校野球はどんなチームが躍進したのか。その歴史をさかのぼりたい。

 まずは選抜、この年は第36回大会で優勝をしたのは徳島の徳島海南高校。2006年4月から統合となり、海部と名前が変わったが、この大会にはプロゴルファーとして活躍するジャンボ尾崎こと尾崎将司氏がエースとして優勝に導いた。その徳島海南と決勝戦で戦った尾道商をはじめ、ベスト8に公立校が4校(徳島海南、尾道商博多工市立西宮)が勝ち進んだ。

 また、この大会ではミスター赤ヘルこと衣笠祥雄(元広島)氏が主力選手として出ていたことも見逃せない。

 そして夏の甲子園では高知が見事優勝を成し遂げた。これまでに13回夏の甲子園に出場しているが、この時の優勝が唯一の夏の全国制覇となっている。加えてこの優勝が高知県勢初の夏の甲子園優勝、という大偉業を成し遂げてのことだった。ちなみにこの大会にも徳島海南は出場しベスト8に入るなど、公立勢は4校(徳島海南、熊谷商工、岐阜商、宮崎商)が勝ち残るという結果に終わった。

 果たして、オリンピックイヤーとなる2020年の高校野球史に名を刻むチームはどこなのか。まずは1月24日に発表される選抜出場校発表を楽しみに待ちたい。

関連記事
◆1964年のセンバツの全試合の結果を一覧で振り返る⇒第36回選抜高等学校野球大会
◆1964年の夏の甲子園の結果を一覧で振り返る⇒第46回全国高校野球選手権大会
◆海南高校の生まれ変わり、海部高校野球部に迫る⇒県立海部高等学校

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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