東京五輪に沸く2020年!1964年の東京五輪開催時に躍進した高校は?
現在の高知の注目投手・森木大智
2020年は東京五輪でスポーツ界は大きく賑わっている。連日各スポーツ界の一流選手の試合結果が報道されている。野球界も東京五輪に合わせて日程が大きく変わっている異例なシーズンとなりそうだ。そんな東京五輪は1964年にも開催されたが、その年の高校野球はどんなチームが躍進したのか。その歴史をさかのぼりたい。
まずは選抜、この年は第36回大会で優勝をしたのは徳島の徳島海南高校。2006年4月から統合となり、海部と名前が変わったが、この大会にはプロゴルファーとして活躍するジャンボ尾崎こと尾崎将司氏がエースとして優勝に導いた。その徳島海南と決勝戦で戦った尾道商をはじめ、ベスト8に公立校が4校(徳島海南、尾道商、博多工、市立西宮)が勝ち進んだ。
また、この大会ではミスター赤ヘルこと衣笠祥雄(元広島)氏が主力選手として出ていたことも見逃せない。
そして夏の甲子園では高知が見事優勝を成し遂げた。これまでに13回夏の甲子園に出場しているが、この時の優勝が唯一の夏の全国制覇となっている。加えてこの優勝が高知県勢初の夏の甲子園優勝、という大偉業を成し遂げてのことだった。ちなみにこの大会にも徳島海南は出場しベスト8に入るなど、公立勢は4校(徳島海南、熊谷商工、岐阜商、宮崎商)が勝ち残るという結果に終わった。
果たして、オリンピックイヤーとなる2020年の高校野球史に名を刻むチームはどこなのか。まずは1月24日に発表される選抜出場校発表を楽しみに待ちたい。
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