大型スラッガー、俊足揃いの外野陣、激戦区の遊撃手など大学代表候補に名を連ねたドラフト候補野手14名
12月16日に発表された大学代表候補35名。前回はドラフト候補となる4年生投手10名を紹介したが、今度は4年生野手14名を紹介していきたい。
捕手
古川 裕大 久留米商–上武大 4年
山崎 基輝 愛工大名電–東洋大 4年
榮枝 裕貴 高知–立命館大 4年
まず捕手はリーグ通算11本塁打の強打の捕手・古川 裕大は今年のドラフト界でもトップ評価を受けている。 山崎 基輝は昨年春秋合わせて3本塁打11打点をマークした強打者。前チームの正捕手・佐藤都志也(聖光学院)がプロ入りし、今年は正捕手として勝つリードが求められる。
内野手
牧 秀悟 松本第一 – 中央大 4年
佐藤 輝明 仁川学院–近畿大 4年
元山 飛優 佐久長聖–東北福祉大 4年
小川 龍成 前橋育英–國學院大 4年
渡部 健人 東京日本ウェルネス–桐蔭横浜大 4年
児玉 涼亮 文徳–九州産業大 4年
牧 秀悟は昨年から大学代表の4番を務めるなど実績十分。強打の二塁手としてドラフトでも人気株になりそうだ。また、佐藤 輝明は2年生時に大学代表。飛距離だけはトップレベルのものがある。
また遊撃手は熾烈だ。元山 飛優は、守備範囲の広さ、安定性の高い打撃を含め、大学生トップレベルの遊撃手。素晴らしいスピードを持った遊撃手・小川 龍成、ここまで通算10本塁打の強打のスラッガー・渡部 健人は体重110キロながら身軽な動きを見せる。スピード型遊撃手が多いだけに、強打でアピールしたい。
2年連続で日本代表に選ばれている児玉 涼亮はスピーディ溢れる守備が魅力のショート。この1年はどんなパフォーマンスを発揮できるか。
外野手
赤尾 光祐 東海大相模–東海大札幌キャンパス 4年
五十幡 亮汰 佐野日大–中央大 4年
並木 秀尊 市立川口–獨協大 4年
小川 晃太朗 龍谷大平安–同志社大 4年
赤尾 光祐は全国大会でも実績十分の強打の外野手。五十幡 亮汰は、昨秋の大学候補合宿で、50メートル手動測定5秒42を計測するだけではなく、また、紅白戦でも6打数4安打1打点2得点1盗塁と文句なしの活躍を見せた。3月の平塚合宿でも同様のパフォーマンスを見せれば、文句なしの代表入りとなりそうだ。また、並木 秀尊と小川 晃太朗も五十幡に負けない俊足プレイヤー。
強肩捕手、総合力の高い遊撃手、強打のスラッガー、俊足揃いの外野陣などバラエティーが富んだ構成となっている。
競争は非常に激しくなることは予想され、また今秋のドラフト会議をにぎわす14名になることは間違いない。
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