150キロ右腕・森井、スラッガー・猪田などドラフト候補として期待したい高卒3年目の新成人たち
森井 絃斗(セガサミー)
2020年は1999年4月2日から2000年4月1日生まれの方々が新成人を迎えた。
NPB、東京六大学、東都大学、東日本の地方リーグ、西日本の地方リーグ、地方リーグの野手の新成人を紹介したが、最終回は高卒3年目社会人の有望野手を紹介したい。ドラフト解禁年になるだけに、今回紹介する選手はドラフト候補として注目できる。
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まず森井 絃斗(板野-セガサミー)は、昨年3月のスポニチ大会で5回を投げ、1安打無失点、最速150キロをマーク。ポテンシャルはドラフト上位級だけに年間通して活躍できるか注目される。
小野 大夏(健大高崎-Honda)も昨年11月の日本選手権で、2回無失点の好投。最速150キロをマーク。健大高崎時代はリリーフ中心で145キロをマークした速球派右腕は順調に成長を遂げている。
松本 竜也(智辯学園-Honda鈴鹿)は高校時代、3年春の選抜で、熊本工戦で、9回12奪三振、完封勝利を挙げた右腕。入社後、公式戦で起用されることも多くなった。この1年は先発投手として着実に実績を残せるか注目したい。
野手で最も期待したいのは猪田 和希(神戸国際大附-JFE東日本)は昨年の都市対抗の明治安田生命戦ではサヨナラ満塁本塁打を放つなど、昨年の公式戦では21打数7安打1本塁打7打点と好成績を残した。このチームは今川優馬などドラフト候補として注目される野手が多いが、どんなパフォーマンスを残せるか注目したい。
嶋谷将平(宇部鴻城-JR西日本)は、高卒2年目の昨年は下位打順ながらレギュラーとして起用されることが多かった。守備力の高さは素晴らしいものがあるだけに打力を磨いて1年間活躍できるか。
高校時代から三拍子揃った大型外野手として注目された鈴木 琉生(日大山形-JR東日本東北)は高卒1年目からレギュラーを獲得するなど、1年間通して活躍できるか注目される。
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