高校スポーツ全国大会は大詰め!大会の校数をラグビーやバレーなどと比較してわかったこと
年末年始の高校スポーツ全国大会も、残すは13日の第98回全国高等学校サッカー選手権決勝のみになりました。
ここ数日、男子の高校サッカーと男女高校バレーの中継を見ていると、「全国〇〇校の頂点をかけて」というフレーズを耳にします。似たような言葉は夏の高校野球でも見られますが、そのチーム数の数え方は少し違いがあるようです。
下記の表は2019年度の各大会で中継局が示した校数(チーム数)。
高校サッカーは高体連の加盟校数がこの数字の基本線で、2019年度は4038校が加盟していました。
高校バレーは6299校と大きな数字になっていますが、加盟校数は男子2806校、女子3852校で6000という数字には達しておらず、男女合わせた校数であるというのがわかります。
一方の夏の高校野球は2019年度の第101回大会が3730チーム。これは地方大会不参加校を除いた全参加チーム数で、地方大会の全抽選会が終わったときに、日本高等学校野球連盟から公式に発表されます。なお、日本高野連の加盟校数は2019年度が3957校でした。
こうして各大会の校数を見比べても面白いのですね。
ちなみに、すべての地方大会の組み合わせ表が、抽選翌日にスポーツ新聞に載るのは高校野球だけ。そう考えれば、高校野球はやはりすごい注目度と言えるでしょう。他競技も全国の地方予選の組み合わせ(リーグ戦形式時も含む)が抽選翌日のスポーツ紙などに載るようになれば、また捉え方も違ってくるかもしれません。
(文=松倉 雄太)
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